きみは不可解なるものにあったことはないか ?例えば女!
この言葉は吉本隆明の詩にあったのではないだろうか? 探したが見つからない。初期の吉本の詩集を読んだ記憶に残っている。ぼくが罪を忘れないうちに!失恋なのか捨てた女のことなのか? あるときから吉本は詩を書くことからはなれたのか? 私はよき読者ではないが何故か初期の詩に惹かれた!
幸せな恋を成就した詩人はいるのだろうか? それでも詩人なのだろうか? 貧しいぼくはこんなさもしい想いをした。大岡 信さんが亡くなってから、10代の頃に奥さんとなった女性に寄せた詩が見つかったという記事をよんだ。朝日新聞で 大岡さんが折々の詩を連載していた時はよく読んだ。大岡さんは東大国文科から読売新聞を経てフランスに渡り戻って明治大学教授になった。しかも詩人のままだ。詩人というと田村隆一のようにどこかいい加減が良いように思うのだが何でもできるひとなのだ。大岡さんは日本ペンクラブの会長までしている。 幸せな結婚をしていて事務能力もあって詩人もありなのだ!