TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「老衰」が死因の3位に、に思う!

 「老衰 死因の3位に―厚労省統計 脳血管疾患を抜く」という新聞記事(2019年7月15日 朝日新聞)に目が留まった。日本国内で2018年に亡くなった人の
うち、「老衰」による死者数が約11万人になり、脳梗塞などの「脳血管疾患」を抜いて死因の3位になったという。昨年(2018年)の12月18日に脳科学者の伊藤正男さんの逝去の際に、「老衰のために東京都内で死去、90歳。」という訃報記事に接した。伊藤さんが80歳台の時に、医学雑誌「生体の科学」の編集会議でお世話になった。伊藤さんは「僕はもう80歳だからね」と辞意を表明されていた。編集会議におけるご意見とアイデアはまだまだ鋭いものだった。伊藤さんはその頃に身体の衰えを自覚しておられたのであろう。上記のの記事では、「90歳以上の長高齢者が多くなっていることが老衰が死因の3位になった主な要因と考えられる」と述べている。老衰はほかに原因がない、いわゆる「自然死」ととらえられる。さらに、高齢者には肺炎などの病気があっても経過によっては「老衰のプロセスの一つ」とみて、積極的な治療をあえてしないことがある。こうした場合には老衰と診断される例が少なくないという。理想的な死だと思う。