獲得形質は遺伝しない？！

今日のブログは新聞を読んで触発されて書く。福岡伸一さんが朝日新聞の木曜日に書いている「福岡伸一の動的平衡」の本日のテーマは、揺らぎ始めた「常識」である。獲得形質が遺伝するかもしれない、という。C.エレガンス(線虫の一種)が危険な餌の緑膿菌の摂取で死んだ親の死に至る苦い経験を情報伝達されて緑膿菌を回避した、という。つまり「獲得形質は遺伝する」というのだ。この話の種は雑誌「Cell」に最近掲載された論文とのことだ。興味深いは。福岡伸一さんとは面識も所縁もないがふくおかさんのお顔も書くことも面白い。ついでにもう一つ今日8月8日の「科学季評」で山極寿一さんが、自然が持つ主体性とはーにんげんだけが「考える」のか、という興味深い評論を書いていた。食虫花という花弁はまるで考える花のようだ。虫も花も木も考えていたりして、、、。