新型出生前診断(NIPT)について書きたい。
NIPT(non-invasive prenatal genetic testing)とは、無侵襲的出生前遺伝学的検査のことで、母体血細胞フリー胎児遺伝子検査(maternal blodd cell-free fetal nucleic acid test), 母体血胎児染色体検査、セルフリーDNA検査などと呼ばれる。要するに妊婦から採血しその血液中の遺伝子を解析することにより胎児のダウン症など染色体の異常を調べる非侵襲的検査である。出生前親子鑑定として父親の判定にも使用されるという。国内では、日本産婦人科学会(日産婦)がカウンセリング態勢などの指針を定め、日本医学会が検査施設を認定(現在92箇所)している。2013年から昨年2018年9月までに認定施設で6万5千件が実施されたという。