TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

焦熱の盛夏に『太平記』を読む!

 『太平記』(石崎洋司 著・二星天 絵)を読んだ。今回も、「ストーリーで楽しむ日本の古典」(岩崎書店)という子ども向けの本である。『太平記』は『混乱記』あるいは『戦闘記』であある。鎌倉幕府末期の時代に、第96代天応となった後醍醐天皇生涯の物語である。後醍醐天皇南朝の初代天皇である。鎌倉時代から室町時代の間に挟まる南北朝時代のお話である。登場人物は、新田義貞、楠 正成、足利尊氏北畠顕家、等々、名前は聞いたことはあるが詳しくは知らない戦国時代の武将が沢山登場する。
 私の生まれ故郷の群馬県には、「上毛歌留多」という地元の所縁の地名や人名で成立するカルタがある。「れ」は「歴史に名高い新田義貞である。新田義貞は、群馬県新田郡の生まれである。その隣の下総(栃木県)の足利で生まれたのが足利尊氏である。距離にして10キロくらいの隣部落である。太平記の頃には、鎌倉の鎌倉幕府、京都の朝廷そして九州、東北までも含めて戦乱が続いていた。電気も機関車もなかった時代である。日本列島全体で権力争いというか殺し合いが頻発していたのである。そんな時代でも、歌を詠んだり、舞いがあったり文化を育んできたのである。太平記文化遺産である。

 後醍醐天皇
 1288年11月26日(西応元年11月2日)~1339年9月19日(延元4年/暦応2年8月16日)は、日本の第96代天皇にして南朝初代天皇(在位:1318年3月29日<文保2年2月26日>~1339年9月18日<延元4年/暦応2年8月16日)
  大覚寺統天皇。元弘の蘭鎌倉幕府を倒して建武の新政治を実施したものの、まもなく足利尊氏との戦い建武の乱に敗れたために、大和吉野に入り、南朝政権(吉野朝廷)を樹立して、尊氏の室町幕府が擁立した北朝との間で、南北朝の内乱が勃発した。