TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

私の「医人」達の肖像―(57)向井紀二さんと「ビゲロー三代記、日本の美術に魅せられたW.S.Bigelow(向井紀二訳)」~ 1987年1月

(57)私の「医人」達の肖像―向井紀二さんと「ビゲロー三代記、日本の美術に魅せられたW. S. Bigelow(向井紀二訳)」~1987年1月) 古い資料を整理していたら、1986(昭和61)年12月19日消印の向井紀二さんからの封筒がでてきた。向井さんの所属は「国立が…

『年寄りは本気だーはみ出し日本論』(養老孟司・池田清彦)を借りて読み始めた

『年寄りは本気だーはみ出し日本論』(養老孟司・池田清彦)は新潮選書の一冊だ。2022年7月25日の発行の本だ。夏に広告をみて稲城図書館にリクエストしておいたら今頃になって順番がまわってきた。読み始めた。なんだ、この本は例によって日本文化論だ。 第…

『田舎教師』(田山花袋)を読み始めた

田山花袋は、群馬の舘林出身の明治の作家だ。『田舎教師』をまだ読んでいなかった。『蒲団』を読んだので、『田舎教師』を借りて来た。 注がついていて、「赤城おろし」の解説までついている。「だるま」は、飲食業で働いていて娼婦まがいのことをする女性の…

「恋のうた令和の言葉でよみがえる」気になる記事(朝新聞夕刊 11月26日)を読んだー面白い

11月6日(土曜日)の合気道の稽古は、諸手取りの各種の技の稽古をした。 11月27日(日曜日)は、青梅せんの宮ノ平駅からハイキングをした。 11月28日(月曜日)は、自宅で蟄居して夕食の料理をした。本日は、標記の新聞記事に触発され書いておきたい。 <高…

朝日歌壇と俳壇を読む

朝日歌壇と俳壇を毎週読んでいると、一週間の速さに驚く。 <大根も大根足もよかりけり(東京都 長谷川瞳)>⇒高山れおな選: ⇒「長谷川さん。<少女らの粉の吹いた冬のなま足とふとった大根も・・・・>とメモ」と、高山れおなさんのコメントが載っていた。…

私の「医人」たちの肖像― 〔100〕日野原重明さんと統合講義「ターミナル・ケア」(於:慈恵医大)と山崎章郎さんのこと ~1991年10月30日

(100)私の「医人」たちの肖像―日野原重明さんと統合講義「ターミナル・ケア」(於:慈恵医大)と山崎章郎さんのこと~1991年10月30日 三十一年の時空を超えて日野原重明先生の謦咳に接した。これを謦咳や肉声というのだろうか?古い資料入れ段ボール箱を整理…

映画「千夜一夜」を観てきた

朝一番,10時から、新百合ヶ丘のアルテリオ映像館で映画「千夜一夜」を観てきた。主演は、田中裕子だった。くらあーい感じのボソボソ語りに朝のうちから嫌な気持ちなった。映画って人生を切りとるんだね。 <年間8万人ーー。日本全国の警察に届けられる行方…

「MITを全国の失語症患者へー日本MIT協会主催「第1回MITトレーナー実地研修」開催

「MITを全国の失語症患者へー日本MIT協会主催「第1回MITトレーナー実地研修」開催 標記のタイトルの記事が、週刊医学界新聞第3494号(2022年11月21日)に載っていた。私のブログで関啓子さんに触れたのは、2週間前の11月11日のことだった。関さんが、三鷹に…

「劇場的な精神分析入門」(北山修)を読み終えた

読み終えたが、目を通し終えたと言った方が当たっている。タイトルの劇的なは「劇的観点から観た」の意味である、とあとがきに書いてあつた。本書の原稿は、金剛出版から出ている雑誌「臨床心理学」に連載した「創造性と精神分析」が元になっていると。これ…

新型コロナウイルス感染 塩野義のクスリ 緊急承認

「新型コロナウイルス感染 塩野義のクスリ 緊急承認」 標記のニュースがテレビ等で流れた。新型コロナウイルス感染に対しては有効な薬はまだないと思う。標記の記事が朝日新聞朝刊(2022年11月23日)に載っていた。記憶と記録のために概要をまとめておきたい…

孫二人が来た日に合気道の稽古をした―片手取り回転なげ

私の孫は賢い。孫が来て今日も馬場のぼるさんの十一匹のねこをよんだ。この絵本を何回読んだろうか!わたしたちの子どもたちに読んであげ、いま孫たちによんでいる。私の孫たちはわたしの哀しみを知らずに成長している。当たり前だ。私が薄倖というのではな…

「X 動物と人間の間にー「見るなの禁止」をこえて―『劇的な精神分析入門』(北山修)を読んでいるが・・・

タイトルの「見るなの禁止」を超えて、はこれも『夕鶴』のことだろうか? 1 矛盾をつきたい 冒頭の一文はこうだ。「フロイトの技法論の論文をよんでから、その治療記録を見るなら、彼がこうあるべしとして示した態度を実際には徹底していないことが目につく…

気になる本『老年の読書』(前田速夫、新潮社)のこと

著者の前田さんは、前「新潮」編集長なんだといいう。神楽坂の駅近にある「新潮社」という出版社は気になる会社だ。雑誌「新潮」、廃刊になった「新潮45」とか、「週刊新潮」、「新潮文庫」もある。日本の文芸出版社では、文藝春秋、講談社と並んで老舗と…

「Ⅸ 治療物語の定番―「傷ついた治療者」』(『劇的な精神分析入門』北山修)を読み続けているが

『劇的な精神分析入門』北山修)を読み続けているが、ますます訳がわからなくなってきた。もう読むのを断念したほうが良いかもしれない。「分からないことが分かっただけで読み始めた価値がある」と言えるかもししれない。わかったことは、精神分析を行う治…

『一兵卒』(田山花袋)を読んだ―哀しい話だな

この作品は、日露戦争の最中ひっそりと死んでゆく一人の一兵卒の姿を描いている。岩波文庫版『蒲団』のあとに収載されていたので、ついでに読んでしまった。いままさに、ロシアとウクライナの戦争が進行しているのだが、118年前には日本がロシアと戦争してい…

知好楽ーこれを知る者はこれを好むものにしかず・・・・合氣道の稽古から思うこと

「これを知る者はこれを好むものにしかず これを好むものはこれを楽しむものにしかず」 この言葉は誰がいったのであろうか。後で調べてみたい。子曰く。孔子だった。 さて、本日は合気道の稽古をしながら上記の「知好楽」を思い出した。ものごとは、多分、生…

朝日歌壇と俳壇を読むー短歌はいくる頃の悲しみと哀しみ

<またの世も家族にならん草の花(春日部市 池田桐人)>長谷川櫂選 ⇒この夫婦と子どもたちでまた家族になりたい」と選者がコメントして一席に。 <鉛筆で冬の気持ちを語るなり(神戸市 豊原清明)>⇒高山れおな選: ⇒「軽くて乾いた鉛筆と」「冬の気持ち」…

「 Ⅷ 「抵抗劇」ー治療記録から(『劇的精神分析入門(北山修))を読み続けて

< 1 出演する患者 精神科医、高野良英氏は、土居健郎が分析した「甘え」の意義はその演技性にあるとし、演技論の発想を生かした神経症論を展開した(1980)。おそらくこの「演技と精神病理」という論考が、日本の治療室楽屋論の先駆けとなるものだろう。> …

認知症関連 ウエブメディア(https://nakamaaru:asahi.com/)のこと

大学時代の親友RB君が、アルコール性認知症をきっかけに病に倒れて、数カ月で亡くなってしっまたのは昨年の12月20日のことだった。 最近、勘違い、思い込みが激しく小さな失敗をすることが多い。部屋の電気をつけたまなにする。物を引き出しから取り出しても…

『蒲団』(田山花袋)を読んだーこれニッポンの小説なんだ

『劇的な精神分析入門』(北山修)」さんが、「Ⅶ 劇としての人生」のなかで、田山花袋の『蒲団』に言及していた。触発されて、『蒲団』を稲城図書館で借りてきた。昨日から読み始めて読み終えた。田山花袋の36歳の作品である。自然主義文学の画期的な作品で…

11月19日は「国際男性デー」なんだって―「男らしい」って何だ

11月19日は、国際男性デーなんだって! 「子どもの日」があるのは知っていたが、「女性デー」もあるんだろうか? さて、「男性デー」の本日の朝日新聞夕刊に<「弱者男性」受けとめる社会に>という見出しの興味深い記事が載っていた。昔から、「男らしい」…

ある男を見てきた

平野啓一郎原作の映画 ある男 を見てきた。やはり、小説を読んでみたい。映画はそれなりに良かった。

「VII 劇としての人生」(『劇的な精神分析入門』(北山 修著)を読み継いでいる

この章の最初はこうだ。 1 「共に眺めること」「あなたは頭に浮かんだことを何でも、そのまま話してください。たとえば、汽車の窓際に席をとった旅行者が内側の関を座った人に向かって、自分の眼前の窓外の眺望がどんあふうに変化してゆくか、その有様を次…

気になる本「書く力-加藤周一の名文に学ぶ」(鷲巣力、編集著述業)

標記のような本の広告に興味を惹かれた。 上手い文章とはどういうものなのか。現代日本語の精髄ともいうべき短文を選りすぐって解説。 加藤周一さんは、つい最近まで朝日新聞にもよく書いていたさっかだが、実は私は何も読んだことがない。鷲巣さんの本を読…

私の「医人」たちの肖像 ー〔123〕 ボツリヌス菌の臨床応用と梶龍兒さん 〜1995年

(123) 私の「医人」たちの肖像―ボツリヌス菌の臨床応用と梶龍兒さん 〜1995年 ボツリヌス菌の臨床応用といえば梶龍兒さんを思い出す。ボツリヌス菌の臨床応用はジストニアなどにおける手指の震えなどが対象であり研究が緒に就いたのは1995~1996年頃であった…

はこねおおたいらにやって来た

出版健保の保養所箱根おおたいらにまたやって来た。本が好きで本を読むことしか好きなことがない。生まれて育った家には古びた国語辞典が一冊しかなかった。ただ、新聞紙を踏んでも跨いでもならないと躾られた。新聞紙には文字が印刷してある。文字すなわち…

「Ⅵ 治療室楽屋論」(『劇的な精神分析入門』北山修)を読み継いでいる・・・

この本は、かなり読みずらいが何とか最後まで読んでみたい。 1. 自分はみえない「これまで精神分析の目標とは、自分と出会ってこれを見つめることだと言われてきた。果たして適切な表現だろうか。」 この章の冒頭に書いてあった。 次に、「精神分析は他の…

朝日歌壇と俳壇を読む―世相を詠む、生きる淋しさを詠む・・・

<「青空」や「小鳥」を習う子らがいて秋の陽のさす習字教室(丸亀市 金倉薫)><攻めること「軍事作戦」などと言い攻めらるること「テロ」と言い張る(観音寺市 篠原俊則)>⇒ 永田和宏選: 四国地域から選ばれた二首を引いた。篠原さん、もうウクライナの…

 富永農場 実態が判明-倶知安町史登場へ「開拓日記」を発見(1991年7月1日付 朝日新聞)

富永農場 実態が判明-倶知安町史登場へ「開拓日記」を発見 標記の見出しの新聞記事コピーが資料ファイルの中から出てきた。1991年7月1日付けの朝日新聞25面(北海道総合)と明記してあるので北海道だろうか。この新聞は、多分、私の義父(つまり家内の父親…

渋谷のパルコ劇場にまた行って来たぞ―ヴァラエティショーで心に栄養をあげようよ

渋谷ってなんであんなに若い人が沢山いるんだろう。今日は11月11日(金)だから、普段の日(Week Day)なんだが、昼前から街中にはたくさんの人が歩いている。唯、たむろしているというのではないので、何処かへ向かって歩いていたリ、みんな何か用事がある…