TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2022-01-01から1年間の記事一覧

資本論 二巻本があった

納戸の書棚を探したら、大月書店版の赤い二冊の文庫本『資本論』がててきた。読めるだろうか? 多分、読めないだろう。そういう時には、目次を書きぬいてみるのが近道と高橋源一郎さんの、全文引用のやり方から学んだ。 第一部 資本の生産過程第一篇 商品と…

『知の技法入門』(小林康夫・大澤真幸)とジョン・アガード作『わたしの名前は「本」』(金原瑞人訳)のこと

一昨日、リクエストしていた本『今すぐ使えるかんたん Windows11 』を川崎市麻生図書館から借りて来た。そのときに、返却棚で目についた二冊の本『知の技法入門』(小林康夫・大澤真幸)とジョン・アガード作(金原瑞人訳)もついでに借りて来た。 この本を…

『長男の出家』(三浦清宏)を読みながら考える

『長男の出家』という小説は作家の三浦清宏さんが、ご自身の体験に基づいて書いた小説なんだろうが、いろいろ考えさせれるところが多い。小学生の息子が父親の座禅について行っていて、そのうちに「お坊さんになりたい」と言いだして、中学生になっても気持…

映画『ラーゲリより愛をこめて」を観てきた!

映画『ラーゲリより愛をこめて」を、新百合ヶ丘のイオンシネマ観てきた! 映画が好きだ。40年くらい前に映画評論家の淀川長春さんが朝日賞を受賞した時に淀川さんの挨拶が記憶に残る。淀川さんはお母さんに溺愛されて育ち映画だけを友に生きて逝ったひとだ。…

『ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み』を読み終えたー凄い本だ

すごい本を読んだ。残りの2章を読み終えた。 第六章 「がん共存療法」の見直し 第七章 臨床試験に臨みたい 第六章で、山崎さんは試行錯誤で実践してきた「がん共存療法」を以下のようにまとめた。<今後、「がん共存療法」では、「クロノテラピー(時間治療…

『私のC型ウイルス肝炎物語―ウイルスと共に生きてきたー』~番外編(3)生きよ、そsて書けとの啓示を受ける ~2022年12月27日

「生きよ、そして書け」という啓示をうけたような気がする。 私の内なるC型肝炎ウイルスが消えてから既に4年半が経過した。本日は二カ月ぶりの東大病院糖尿病代謝内科の受診日であった。朝6時30分に起きて、簡単に朝食(バナナ、リンゴ、目玉焼き、パン1枚、…

「渡辺京二さん死去ー石牟礼さんの執筆支える」の記事を読んで

渡辺京二さんが、12月25日(2022年)に亡くなったと新聞で知った。渡辺さんのお名前は石牟礼さん関連で知ったのだが、実はそのお仕事をよく知らなかった。記憶と記録と後で読むために概要を記しておきたい。 <幕末明治の日本人の生き方を描いた「逝きし世の…

SH君に死なれてしまったーよき人は去れり

少年時代(中学生)から青年時代(学生時代)を過ぎて社会人としての初期(成人初期)を共に過ごした友人たちが次々と亡くなっていく。中学時代のTM、学生時代のKS, RH君も去った。合気道の仲間のSS君は20年くらい前に去った。昨年の12月20日に学生時代から…

朝日歌壇と朝日俳壇を読んだー世相歌が多いね

今日も朝日歌壇と俳壇を読んだ。 <安倍さんの妻も悲しいだろと言ふ赤木さんの妻無念を語る(茨木市 瀬川幸子)>⇒佐佐木幸綱選: <4回目のワクチンを終えて実験のように自分を観察している(富山市 松田わこ)>⇒佐佐木幸綱選:松田わこさん、自分の歌の…

「あおいリンゴのまま走る」(建築家 安藤忠雄さん、81歳)のことを読んだーすごい人だ

「あおいリンゴのまま走る」(建築家 安藤忠雄さん、81歳)という記事が、朝日新聞(2022年12月24日、「フロントランナー」という欄にに載っていた。 安藤さんは、1941年大阪生まれで、17歳でプロボクサーといてデビューしている。1969年に、独学で設計を学…

『がんを悪化させない試みーステージ4の緩和ケア医が実践する』を読みながら考える

たとえ医師であっても、がん治療とケアが専門の医師であっても、自らががん患者になって見ると、藁にもすがりたい普通の患者と同じなんだと、この本を読んで感じた。 今回は、第四章 DE糖質制限ケトン食第五章 次なる戦略 ・クエン酸療法 ・クロノテラピー …

「恩讐の彼方に」ってことを考えた旧友との飲み会

『恩讐の彼方に』という本があると思う。調べてみたら、菊池寛の短編小説である。まだ、読んでいないので読んでみたい。 『恩讐の彼方に』という言葉の意味は、「情けや恨みという感情を超えた先に」という意味だという。「恩」は情けを、「讐」は恨みを表わ…

諸手取りの各種の稽古

水曜日の最後の稽古は諸手取りの各種の技を稽古した。体軸を保ち肩を緩め相手に当てることから技にはいる。

『がんを悪化させないこころみーステージ4の緩和ケア医が実践する」を読みながら

『がんを悪化させないこころみーステージ4の緩和ケア医が実践する」を読んでいる。 第1章 やはりその日はやってきた 第2章 ステージ4の固形がんに対する標準治療の現実 第3章 「がん共存療法」の着想 今日までに上記の第3章まで読んできた。これは実は凄…

『がんを悪化させないこころみ」(山崎章郎)、『長男の出家』(三浦清宏)、『抱擁家族』(小島信夫)を読んでいる

『運命の謎ー小島信夫と私』(三浦清宏)を読んでいる。 <川崎市百合ヶ丘に住んでいた頃、新婚まもない家内と一緒に散歩に行って見つけた、当時は荒れ寺だった法雲寺という、曹洞宗のお寺の香渡機外(こうどきがい)和尚について参禅をはじめ、その後、世田…

酩酊なんてしていていいのだろうか?ー良い筈がない

この間(2022年12月17日)に本鵠沼の城田俊さんのお宅を訪問した。前回、9月25日(日)に続いて二回目となる。前回は前日9月24日(土)の合気道の稽古のあとで痛飲して二日酔の状態だった。前回も今回もスパークリングワイン、シェリー酒、赤ワイン、白ワイ…

朝日俳壇と歌壇を読んだ―短歌で」みんな強く生きている

<言葉ひとつ脳の迷路を徘徊す(オランダ モーレンカップふゆこ)>⇒長谷川櫂 選: 「ふゆこさん」はオランダからときどき入選している。面白い句だね。 <日向(ひなた)ぼこ孤独もいつか忘れたり(横浜市 込宮正一)>⇒大串 章選:この句は、人生を突き抜…

「血液で認知症の早期診断へ―大分大と島津製作所 共同研究」―興味深いがこれからだな

「血液で認知症の早期診断へ―大分大と島津製作所 共同研究」 標記の記事が朝日新聞夕刊(2022年12月17日)に載っていた。興味を惹かれた。認知用の原因が、βアミロイドの蓄積と言われているから、多分、血液中にβアミロイドの片鱗を早期に探す方法だろうか?…

『田舎教師』(田山花袋)を少しずつ読んでいる

『田舎教師』(田山花袋)を少しずつ読んでいる。三十一、三十二まで読んできた。代用教員になったばかりの主人公清三が、半月分の給料を手にして。多分、隣町の遊郭に遊びにくる場面がかいてあった。真面目一徹のような清三も若い男なのだった。 一方で、『…

『運命の謎ー小島信夫と私』(三浦清宏)を読んでいるのだが・・・

『小さな時計台の語る小さな街の物語』(君和田玲)を読んでアマゾンにレビューを投稿したのだが、直ぐには掲載されないようだ。我ながら短いエッセイ風のよいレビューだと思う。掲載されたら、著者のTH君にも知らせようと思う。 さて、『運命の謎ー小島信…

冷蔵庫の野菜室を掃除しながら考えた

師走の晴れた良き日であった。昨日までの小雨日よりと打って変わって太陽が出た。朝陽を見ると俄然に元気が出て動きたくなる。ガスレンジフードを外して掃除をしようとネットで調べた。ほう酸が必要と分かったので在庫を確認。しかし、夕食の調理でレンジが…

『多民族社会を生きるー転換期のロシアの人間形成ー』(関啓子著)を借りて来たーもう一人の関啓子さんのこと

関啓子さんの書かれた『多民族社会を生きるー転換期のロシアの人間形成ー』(新読書社)を借りて来た。関啓子さんのお名前には40数年前に接点があった。ご本人とは多分お目にかかっていない。いまから40年くらい前に、東京・文京区本郷にあった出版社「新読…

『小さな時計台が語る小さな町の物語』(君和田 怜著)を読んだー私たちは「それぞれの物語」を生きる!

『小さな時計台が語る小さな町の物語』(君和田 怜著)を読んだー私たちは「それぞれの物語」を生きる! 畏友の一人TH君がこの12月に小説を出版すると言ってきた。ペンネームが「君和田怜」。刊行する前からアマゾンの購入予約人数で上位を競っている。本当…

気になる本『80歳でも脳が老化しない人がやっていること(西 剛志)』

この本って何なんだろう。読んでみたい。アスコムという出版社の本だ。著者の西さんは、脳科学者であという。キーワード: ・まじめな人ほど脳が老化しやすい⇒当たっている・旅行に行く予定を立てるだけで脳の認知機能は大きく上がる⇒家内は合格・脳は何歳か…

朝日歌壇と俳壇を読む

<きょうだいは交代で月と太陽になりて教えてくれる月食(奈良市 山添聖子)>⇒永田和宏: 山添さん、自然に歌うんだね。 <乳牛の雄の仔牛は百円に買い叩かれる秋の競り市(観音寺市 篠原俊則)>⇒馬場あき子選: <唯一の救いは死刑の命令を一度も下さず辞…

神奈川県立相模三川公園へ行ってきた良き日ー爺婆は散歩が仕事

定年退職後そしてとくに新型コロナウイルス感染が拡大してから、人込みを避けてあちこちの公園をわたりあるいている。多摩地区、稲城市、多摩市、町田市には多くの都立公園がある。私の住んでいる神奈川県川崎市にもかなりたくさんの公園があるらしいが余り…

「出版今昔会」に行って来た

「出版クラブ」って何のだ。本日、「出版今昔会」に始めた参加してきた。 続く

『病院で死ぬということ(山崎章郎)』と私の生老病死

山崎章郎さんが、1990年に書いた『病院で死ぬということ』を読んでいる。いまから32年前に出た本だ。「本当のことを言おうか」という思いでまだ若い山崎さんが書いた本だ。1990年と言うと、私は医学界新聞の記者の時代でエイズや分子生物学やC型肝炎ウイルス…

『年寄りは本気だ』(養老孟司・池田清彦、新潮選書)を読んでいるー人間って勝手に生きていいんだ

『年寄りは本気だ』(養老孟司・池田清彦、新潮選書)を読み継いでいる。養老さんは1937、池田清彦さんは1947年生まれだ。この本は面白い。「よく言うよ」というのが感想だ。勝手なことを喋り、本を書いて売って、金儲けをして飲んで食っているんだ。「文化…

『運命の謎ー小島信夫と私』(三浦清宏)を借りてきたー面白いぞ

<「小説をかけ」と魔術に操られて>というタイトルの新聞書評に触発されて標題の本を」稲城図書館で借りてきて読み始めた。 著者の三浦清宏さんは、1930年、北海道・室蘭生まれだというから、ご存命なら92歳になる。この本は、昨年(2001年)8月に出ている…