2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧
『新カラマーゾフの兄弟 下』を読んでいる。第3部の、第8編まできた。嶋先生が山中湖周辺の別荘で独りで死去し、その葬儀の場面まできた。登場人物の一人「K先生」と黒木(旧姓母方の三上)リョウとの出会いのところの会話を結構面白く読み進めてきた。しか…
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が来月20日まで延長になった。来月20日に延長されたとしても、それでおさまるとも思えない。依然として私たちは見えないウイルスと闘うというのではなく怯えてい5るともいえる。私のワクチン接種は、次週6月4日と25日と決…
本日は、5月5日以来の25日振りに合気道の稽古に参加した。そのあとで、仲間と餃子屋さんで飲んできた。生ビール中ジョッキ2杯、獺祭という日本酒を一杯(150㏄)だった。酔いはあまり感じなかったが、それなりに楽しい時間だった。昨日までの3日間は、赤ワイ…
日本人の祖先は縄文人ということに言及した本を最近読んだ。一つは、芦原 伸君の「ラストカムイ」だ。この本の中で、北海道のアイヌと沖縄の琉球人共に縄文人であるとの仮説を、芦原さんが提唱していた。この本に触発されて、『新ウイルス物語』(日沼頼夫さ…
今年の春先に、日本ペンクラブのZoom会議で、北條民雄の『命の初夜』とハンセン病の隔離病院の一つである「多磨全生園」のことをとりあげた。「ハンセン病」関連の記事は注意して読んできた。 先日、「はハンセン病家族」というインタビュー記事が朝日新聞…
「これは私の持論なのだが、小説家と役者は。ほかの仕事をしていてもある日、突然なれる。」 ほんとうだろうか。嘘だろう。誰にもなれるわけではない。ただ、そういう可能性もあるということだろう。 保坂さんの本を読んでいると、保坂流の思考回路ができて…
「父が若年性認知症 進学の苦労ーお金の心配やりかいされぬつらさ」という見出しの記事を読んだ。記憶と記録と自戒のために概要を書いておきたい。 <「間違ったことは許さない厳しさと優しさを併せもつ父だったが、発症後は急に怒ることが増えた。・・・・…
ファイザー社製の新型コロナウイルスワクチンについて、厚労省は5月25日に開いた自治体向けの説明会で、現在は5日間としている解凍後の冷蔵保存期間を1ケ月に延ばす見通しを示した。対象年齢は現在の16歳以上を、12~15歳も認める方針だ。5月28日に、専門家…
『ラストカムイ』を書いた芦原 伸君の『わがラストラン、北海道―追憶の鉄道紀行』を麻生図書館で借りて来て読みはじめた。これは、著者の芦原君の「想いでの記」と知った。FBで著書の紹介があったので、「図書館にリクエストした」と伝えた。「お前は金持ち…
一昨日(2021年5月22日)は、わたしたちの六人目の孫くんの満2歳の誕生日であった。三女の二男である。招かれて誕生会に参加してきた。楽しい嬉しいこころ温まる機会であった。爺のわたしは「誕生祝」というものを子ども頃に一度も経験したことがない。誕生…
「みすず書房」は好きな出版社だ。ああいう出版社で本作りに参加してみたかった。社員は昔から20数名らしい。私が社会に出た1946年頃には社員を募集していなかった。社員募集は多分、時々1、2名の採用だろう。「神谷美恵子全集」「ドストエフスキー」(中村…
「ワクチンを待ちつつ夏を老いにけり」(愛西市 小川弘)⇒長谷川櫂選 今年の5月はまさに上の俳句のような心境だね。実にうまく切り取っている。 さて、今日も朝日歌壇を読んだ。感じたのは、社会詠が選ばれていると思った。福島の原発の処理水のことを詠んだ…
高校時代の同級生の鬼形輝雄君の歌が「朝日歌壇」に入選していた。さらに調べてみると彼は、5年くらい前に「歌会始め」に一般人からの10人の一人に選ばれていた。その彼の歌について、読むに堪えないような批判というか罵倒の文章が堂々とネット検索で見つか…
大相撲というものが子どものころから好きだ。というより私の子どもの頃には角力くらいしか楽しみがなっかた。吉葉山、鏡里、栃錦、若乃花らが四横綱の時代があった。 ところで、今日から大関朝の山が休場した。不要不急の外出を繰り返していた。つまり本場所…
新型コロナウイルスに感染して回復した人の体内でつくられ、再感染を防ぐことが期待される「中和抗体」が、感染から1年たっても十分にに残っていたとする研究成果を5月20日、横浜市大の研究チームが発表した。 研究チームは昨年2~4月に新型コロナウイル…
新型コロナウイルスワクチンの日本での接種は欧米に比べるとだいぶ遅れている。ワクチン入手の遅れもあるようだ。先日、モデルナのワクチンが、製造したベルギーの工場からか関西空港に到着したことが報道されていた。 米モデルナと英アストラゼネカが開発し…
「iPS創薬 治験で初の効果―慶大チーム ALS患者で確認」という記事が朝日新聞朝刊に載っていた。昨日の夜のニュースでも報道されていたので各紙が取り上げているだろう。これは、ビックニュースだ。iPS細胞を用いた臨床研究は幾つか緒についている。神経疾患…
<コロナ無力化「中和抗体」作成成功>という見出しの記事がでていた。2021年5月18日(火)の夕刊(朝日新聞)の記事だ。新型コロナウイルスのワクチン接種が日本では遅れている。私は幸い人も6月4日に、ファイザーワクチンの接種予約が取れた。私より2歳年…
漱石の三四郎を読んだ。この小説は、漱石が東大をやめ、朝日新聞社に小説を書く社員として入社して三作品目だという。虞美人草、炕夫に次ぐ。三四郎は熊本高校から東大にはいる。そこでの一年くらいの本郷上野界隈での生活が描かれている。新聞連載小説なん…
日沼頼夫さんのウイルスと人類を、箱根仙石原で読んでいる。この本は、平成14(2002)年8月にでている。日沼さんは、1988年に京大を定年退官して、その年から塩野義医科学研究所の所長を8年ほど務めている。『ウイルスと人類』は、日沼さんの講演録やいろいろ…
(45)日沼頼夫さんと『新ウイルス物語―日本人の起源を探る』~1986年1月25日 『新ウイルス物語―日本人の起源を探る』(中公新書)を再読した。昭和61(1986)年1月25日に発行された本だ。1986年というと35年前のことである。医学・科学の進展は目覚ましい。…
「春水でありし日もあり汚染水(八王子市 額田浩文)」 長谷川櫂選: 選評はこうある。「東電福島原発に汚染された水の悲しみ。そして苦しみ。」 俳句には季語があるから、「春水(しゅんすい)」が春の季語だろう。俳句にもこの句のように社会詠というのが…
読みたい本を新聞広告で探してみるのは楽しい。5月13日(木)の朝日新聞広告から探した。 (1)弘田雄士『最速で体が変わる「尻」筋トレ』(青春出版社):なぜ、腕立て伏せや腹筋から始めるととれも効率がわるいか、トップトレーナーが教えるすごいノウハ…
5月13日、14日と伊豆の土肥温泉に行ってきた。コロナ禍のなかでも束の間のくつろぎを求めての連れ合いとのバス旅であった。旅のお供に読みかけの本を四冊を携えた。 『イタチ横町は大さわぎ』(宮下全司)は、「フォア文庫」という小学校て学年の読者向けの…
「ファイザー製ワクチン接種ー変異株に中和抗体」の記事が出ていた。横浜市大の研究チームが5月12日に発表した。5月13日の、朝日新聞夕刊の記事から記憶と記録のために纏めておきたい。 <ファイザ―製の新型コロナウイルスのワクチンを接種した人の約9割で…
<日本海沿岸や東日本にはチカモリ遺跡(金沢市)、真脇遺跡(能登半島)、三内丸山遺跡(青森市)などそうした巨木文化遺跡が数多くあり、縄文人の遺魂を伝えている。その縄文人たちがベーリング海峡を渡り、北太平洋沿岸の北米インディアンの始祖となり、…
新型コロナウイルスワクチン接種券が、75歳の私に届いたのは4月21日(水)だった。接種予約は4月24日(土)の午前8時30分からだった。私がインターネットで、家内が家電話を用いて接種予約を試みた。しかし、午前中一杯かかっても通じなかった。午後には合気…
『アバね、ゲンさん!』は、1998年に、岩崎書店からでている。「童話だいすき」というシリーズの一冊だ。小学校三年生の「健ぼう」と隣の一人暮らしのお爺さんである「ゲンさん」との交友のお話だ。「健ぼう」は、頭の後ろに禿があるので、「ハーゲン」とい…
新型コロナウイルスワクチンにもいろいろのタイプがある。アストラゼネカ製のワクチンは、ファイザーやモデルナのワクチンと違って、ベクター(入れ物)を使っていると知った。「ベクター」といえば、遺伝子治療におけるウイルスベクターのことを想い起した…
生体肝移植は日本でも普通の医療になったのだろうか。脳死からの肝移植はどれくらい実施されてるのだろうか。肝移植や、腎移植に比べて、生体肺移植はまだハードルの高い、侵襲の大きな医療だと思う。 「生体肺移植で治療―高いハードル」という大きな見出し…