TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 「ヰタ・セクスアリス』(森鴎外)を」読み継ぐ〜 これは自伝だ ~『東京都同情塔』に跳ぶ

 『ヰタ・セクスアリス』(森鴎外)を」読み継ぐ〜 これは自伝だと思った。まだ十三歳まできたところだ。主人公の少年(鷗外)は仲間たちとたわいのない学校生活をしている。どこから、この本が「発禁」になるような展開になるのだろうか?

 ここまで読んできて、そういえば、第170回芥川賞受賞作『東京都同情塔』を読みかけていたのを思い出した。導入部分のみを読んで一カ月も放っておいた。それを急によみたくなった。読み始めた。読み始めたら面白くなった。この若い女性(精々32歳か33歳くらい)の書いたものが『ヰタ・セクスアリス』よりも饒舌に語りだした。これも「人間とはなにか」を書いているのだった。