TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

立松和平『道元という生き方』を読み始めた

立松和平さんが亡くなって10年になると知った。立松さんは1947年12月生まれなので、1947年1月生まれの私よりも一つ若い。立松さんは2010年2月頃に突然亡くなった。まさに突然のように思えた。今から10年前になる。まだ62歳だった。『遠雷』を読んで新鮮な読…

新型コロナウイルス国内感染者が10万人を超えた

新型コロナウイルス国内感染者が、10月中には10万人を超えるのではないかと予測していた。予測より2日も早く、2020年10月29日に、新たに809人の感染が確認され、累計10万人を超えた。新聞報道(10月30日)によれば、29日夜までに確認された死者数は1761人と…

本日、墓地の移転を完了した

お墓の移転をした。正式に言うとお借りしている都立霊園の施設変更を完了した。 これまでのお墓は府中市の多磨霊園24区1種38側にある12平米くらいの立派な墓地であった。この墓地は私の義母が叔父から引き継いだもので、それをさらに義息子の私が承継した。…

私の「医人」たちの肖像― (9)秋元波留夫さんと「国際てんかん会議・京都」~1981年9月17日

(9)秋元波留夫さんと「国際てんかん会議・京都」~1981年9月17日 1981(昭和56)年3月23日付けの医学界新聞・第1440号に「わが国の神経系の臨床医学」という興味深い座談会が掲載されていた。先輩記者のSH君が取材して、記事を書いていた。 ■座談会「わが…

「多発性硬化症 腸内細菌と関係か」の記事を読んだ

多発性硬化症(Multiple Screlosisi:MS)は、中枢神経系の脱髄疾患の一つである。神経系の難病の一つで原因も治療法も確立していないのではないか。 先日(2020年10月22日)の朝日新聞に標題のような興味深い記事が「科学」欄に出ていた。後藤一也さんの取材…

差別と偏見の歴史 同後世にー全国の国立ハンセン病療養所

神谷美恵子全集を30数年ほど前に買った。みすず書房から出ている。神谷美恵子さんといえば、瀬戸内の長島愛生園での経験を経て医師になった類まれな人だ。樹木希林さんの映画「あん」の主人公は、東村村山の多磨全生園に住んでいたハンセン病の患者だ。全生…

新型出生前診断(NIPT)本格議論へ

妊婦の血液からおなかの赤ちゃんのダウン症などを調べる新型出世前診断(NIPT)については、このブログで既に何回か触れてきた。技術の進歩によっておなかの赤ちゃんの情報が詳しくわかる時代になった。技術をどこまで受け入れるのか。生まれる前の赤ち…

「ノーベル賞と日中の科学力」を読んで思うこと

「ノーベル賞と日中の科学力」という村山知博さんが、2020年10月25日の朝日新聞朝刊の「余滴」で標題の社説を書いていたのを興味深く読んだのを纏めておく。 ノーベル賞を受賞した本庶 佑さんや大隅良典さんが挙って、このままでは日本の科学は先細りになる…

「ウイルス研究 長い道のり : 福岡伸一さん ノーベル賞から考える」を読んで思うこと

「ウイルス研究 長い道のり : 福岡伸一さん―ノーベル賞から考える」を読んで 「C型肝炎ウイルスの発見」に対して、今年(2020年)のノーベル生理学・医学賞が決まったことは既に触れた。最近の科学記事の分かり易さと的確さは、福岡さんの解説が一番である…

中村屋サロン美術館訪問記

新宿中村屋でランチにインドカレーを食べた。これは全くの偶然だった。本日は大学時代の友人のRB君と明治神宮前で会って明治明治神宮散歩の後で原宿界隈で昼食の予定でいた。ところが待ち合わせの場所で会うことができずに新宿に移動した。RB君が待ち合…

私の「医人」たちの肖像―(132) 河盛隆造さんと「2021年はインスリン発見100周年」と私の糖尿病

情報誌「あいみっく」の41巻3号(2020年)が送られてきた。この雑誌の連載シリーズ「21世紀の健康とは?」の第8回に河盛隆造さん(順天堂大学名誉教授)が興味深い記事を書いていた。テーマは、「ありふれた糖尿病にどのように対処する?―糖尿病治療のめざす…

「ヒトチャレンジ」治験とはなんだ?

きわめて興味深い記事を読んだ(2020年10月21日,朝日新聞)。 「わざとコロナ感染治験へ 英が計画 ワクチン開発加速狙い」という見出しが目を惹いた。ロンドンから下司佳代子さんという記者の外信だ。記憶と記録のために概要をまとめておきたい。 <新型コロ…

曽野綾子さんの書いた『人は皆、土に還る』(祥伝社)を読みながら思うこと!

曽野綾子さんの書いた『人は皆、土に還る』(祥伝社)を読んでいる。 今日の新聞広告に、『我々は、みな孤独である』(貴志祐介 角川春樹事務所刊)が載っていた。読んでみたいが、読むかどうかは分からない。この本はミステリーのようだ。ミステリーの類あ…

私の「医人」たちの肖像―(116)清水将之さん②と座談会「世界精神保健連盟1993年世界会議」 ~1993年2月20日(土)

(116)清水将之さん②と座談会「世界精神保健連盟1993年世界会議」~1993年2月20日(土) 「世界精神保健会議」に向けての座談会を、東京・本郷の医学書院会議室で、1993年2月20日(土)、午前10時から12時まで収録した。土曜休日なのでKI君と管理職の私が担…

ゲノム編集「生命科学の三大発明」の一つ

今年のノーベル化学賞が、ゲノム編集に決まったことは既に触れた。受賞に輝いたのは二人の女性科学者だ。まさに、リケジョの快挙だ。ゲノム編集は、生命の情報を自由に書き換える画期的な技術で、「現代の生命科学における三大発明のひとつだ」と福岡伸一さ…

私の「医人」たちの肖像― (115) 西岡久壽彌さん④とインタビュー「第8回国際肝炎・肝疾患国際会議開催に向けて」~1993年2月1日(月)

(115)西岡久壽彌さん④とインタビュー「第8回国際肝炎・肝疾患国際会議開催に向けて」~1993年2月1日(月) 西岡久壽彌先生(日赤中央血液センター・技術顧問)に、5月開催予定の国際肝炎・肝疾患国際会議についてインタビューした。広尾の日赤中央血液セン…

私の「医人」たちの肖像―(118 ) 野末悦子さんとインタビュー「ホルモン補充療法(HRT)とは何か」 ~1993年4月24日(土)

(118)野末悦子さんとインタビュー「ホルモン補充療法(HRT)とは何か」~1993年4月24日(土) 「ホルモン・セラピー」のテーマで、1993年4月24日(土)午後18~21時、東京駅・東京ステーションホテルの会議室において、野末悦子先生にインタビューをした。…

飽食の時代と食えない子どもたちのことーノーベル平和賞「食料計画」受賞に寄せて

少し前に日本は「飽食の時代」と言われていた。外食産業が花盛りであった。例えば夜の街と言われる新宿歌舞伎町の飲食店街の裏口には、手の付けられていないお惣菜や弁当が捨ててある。それを目当てにホームレスあるいはストリートで生活しているひとがテリ…

注目する本『ライフスパン』(日本語版は東洋経済)

『ライフスパン 老いなき世界』、著者はデビッド・A・シンクレア(ハーバード大学医学大学院遺伝学教授)とマシュー・D・ラブラントの二人だ。日本語版は梶山あゆみさんの翻訳である。新聞の広告には、「老いなき世界」「老化は治療できる病だ」「わたし達が…

「新型コロナウイルス感染力―皮膚上で9時間」の記事を読んで思うこと

新型コロナウイルスの感染拡大が起こってきてから外出先から帰宅したあ丁寧に手洗いと嗽を励行している。一方、国内で緊急事態宣言が解除されて以降、8月頃から小さな旅や外での食事を再開している。特に、外食産業は本当に危機に瀕している。私が通っている…

中村悦子著『テクサ酒井澄子』(『ニコライ堂の女性たち』第4章)を読んだ

中村悦子著『テクサ酒井澄子』(『ニコライ堂の女性たち』第4章)を読んだ。すごい労作である。 中村悦子さんは歌人である。テクサ酒井澄子も歌を詠む人である。酒井澄子は明治38年1月4日に、満37歳と3カ月の生涯を閉じている。 「はやゆきて天つみ国のたよ…

中野量太監督の新作映画「浅田家!」を観たい

中野量太監督の新作映画「浅田家!」を観たい。 中野さんは、新百合ヶ丘にある日本映画学校出身の若い映画監督だ。これまでに、「湯を沸すほどの熱い愛」「長いお別けれ」を観てきた。とくに、「長いお別れ」は私の住んでいる地域のはるひ野駅でロケをやって…

『テクサ酒井澄子』(『ニコライ堂の女性たち』第4章)を読みながら思う

『テクサ酒井澄子』(『ニコライ堂の女性たち』第4章)を読んでいる。 この本は、中村健之介さんと奥様の悦子さんとの共著である。第2章山下りん、第3章 フェオドラ北川波津、第5章エレナ瀬沼郁子の3つの章は健之介さんの仕事である。残りの4つは悦子さんの…

今年のノーベル化学賞は「ゲノム編集」に決まった

「ゲノム編集 ノーベル化学賞―技術開発 欧米の2氏に」の見出しの記事が飛び込んできた(2020年10月8日)。「CRISPR/Cas9(クリスパー・キャスナイン)」は何れはノーベル賞を貰うだろうと思っていた。決まるのが早いので驚いた。ビックニュースなので概要を…

角川春樹に注目して感じたことを書く

角川春樹に注目する。角川春樹と言えば、角川書店の創業者角川源義の長男である。角川書店の二代目と思っていたら、かなり前に角川書店は弟の角川歴彦に譲って、自分は角川春樹事務所を立ち上げて角川映画を作っていた。「犬神家の一族」や「男たちの大和」…

新型コロナウイルス「世界人口の一割感染か」WHO推計の報道とトランプ大統領の感染に思う

新型コロナウイルス「世界人口の一割感染か」WHO推計という記事が発表された(2020年10月6日)。新聞で公表されている、米ジョンズホプキンス大の集計では、10月6日午後5時現在で、世界の感染者数は、3548万5738人となっている。世界の人口を77億とすると、W…

今年(2020年)のノーベル医学生理学賞はC型肝炎ウイルスの発見に

今年(2020年)のノーベル医学生理学賞はC型肝炎ウイルスの発見に 今年のノーベル医学生理学賞が「C型肝炎ウイルス」の発見者に決まったと、10月5日、スウエーデンのカロリンスカ医科大学から発表された。C型肝炎ウイルス(HCV)の発見は、1989年のことだから…

コロナワクチン無料に―厚労省部会

「コロナワクチン無料に―厚労省部会 自治体経費も国の負担」という記事が出ていた(2020年10月3日付 朝日新聞朝刊)。興味深いので記憶と記録のためにが概要を纏めておきたい。歓迎すべきニュースだが、ワクチンはまだできていないのだ。折しも、米国のトラ…

「性依存」という病があるんだ!

津島隆太さんという漫画家が、『セックス依存症になりました』という漫画を描いた。興味深いので読んでみたい。 ■性依存でなんだ■ 不特定多数と性的な関係を結など、性的な行動を制御できない「性依存」の問題を正面から描いた漫画が雑誌で連載されている。…

御嶽渓谷ハイキングコースを歩いてきた

旧山の会の仲間と御嶽渓谷はキングコースを歩いてきた。京王線の若葉台を朝の8時2分に出発した。ここから三つ目の京王線稲田堤でJR南武線の稲田堤に歩いた。稲田堤から立川へ出た。立川でさらに青梅線に乗り継いで軍畑という駅で降りた。ここは、多摩川の源…