TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「下実上虚」と第60回全日本合気道演武大会に参加して思うこと

 第60回全日本合気道演武大会が日本武道館で開催された。昨年に続き今年も参加した。昨年は参加者は一団体(グループ)10人以内と人数制限がありかつ無観客であった。今年は新型コロナウイルスが第五類と普通の感染症扱いとなったので久しぶりに制限のない大会となった。私は20年くらい前から断続的に参加してきた。断続的にというのは仕事優先できたのでその日に編集会議があり参加できない時もあった。

 さて今年の演武大会には所属グループ総勢10名で参加した。片手取り各種技を自由に演武した。演武のあとで武道館の表玄関で記念撮影をした。そのとき私一人の稽古着での立ち姿を写真に撮ってもらった。それを見てがっかりしてしてしまった。立ち姿が美しくない。そこで「下実上虚」という言葉を改めて考えてみた。合気道の立ち姿は「下実上虚」を旨とする。すなわち臍下丹田に意識を集中して上半身は脱力する。そのさい顎は引いて目線は前方全体を幅広くとらえるようにし呼吸は自然のままに行う。呼吸に集中するとしたらむしろ吐くことにある。静かに大きく吐けば吸気は自然にはいってくる。気持ちは空となるこころは落ち着いてくる。これが美しい動き楽しい動きに通ずるものだと思う。
 演武会では、多田宏師範(93歳)の自然な演武に圧倒された。