TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 <「大和し美し」 棟方志巧 ~ 文字と絵の渦 広がる物語は>という記事を読んだ

 本日はの朝日新聞夕刊(2023年11月28日)に<「大和し美し」 棟方志巧 ~ 文字と絵の渦 広がる物語は>という記事が載っていてい読んだ。松沢奈々子さんの署名記事だ。興味深いので紹介したい。

 棟方志巧の生まれは東北地方だ。弘前か青森に仕事で行った折に、生誕地の「棟方志巧美術館」を訪れたことがある。棟方志巧とえば、近眼で覆いかぶさるようにして描いている写真が印象に残る。

<ウエーブがかかった髪に丸眼鏡の青年は、公募展の会場で困っていた。倭建命の一代記を版画化した全20図の大作「大和美し」を持ち込んだものの、「全ては陳列できない」と規定を超えた分を持ち帰るように促されたからだ。作品は、全長7メートルほど。分割して額装したとはいえ、常識外のサイズ。青年は困り、偶然通りかかった柳宗悦濱田庄司に泣きつく。柳は民藝運動の提唱者であり、濱田と共に審査員をしていた。この出会いが運命を変えた。>

 大量の文字と絵が混然一体となった作品の迫力に、柳らも魅せられた。・・・・今回取り上げるのはその一部、「藻草の柵」だ。海神を鎮めようと入水した后・弟橘姫を、坂巻く波や詩文が取り囲む。

 入水した后・弟橘姫といえば、古事記の世界ではないか。つい最近、「口訳古事記」を読んだばかりなので懐かしい気がする。

 

続く