朝日歌壇を読む日曜日。新パソコンの所有者登録をした。本来ならほんの少しの作業なのに二人揃ってパスワードの設定、シリアル番号の確認など喧嘩腰の二時間を要した。爺婆のパソコン習得なんてそんなものだね。
パソコンをやっと登録山粧う
<団塊の世代の孤独胸に秘め谷村新司昴となりぬ(東京都 東賢三郎)>⇒馬場あき子;「谷村新司さんへの追悼歌。昴は作品にかけて讃辞」と馬場さんがコメント。私よりも二歳も若い谷村さんが逝った。
<夕暮れの町に降り来てさがす酒舗ひとりの山の終点として(横浜市 黒坂明也)>⇒佐佐木幸綱選:「ひとり登山のしめくくりは、ふもとの町の飲み屋でゆたりと飲むひとり酒である。」と選者のコメントあり。この歌の風景はいいね。
<ガラス窓磨き上ぐるが仕事ゆゑすまぬすまぬとメジロ葬る(名古屋市 今出公志)>⇒高野公彦撰:
<「罪と罰」「戦争と平和」「赤と黒」シンプルだった我らの青春(大和郡山市 四方護)>⇒永田和宏撰:
この歌は、まさに団塊の世代のことなんだけど、・・・。シンプルだったの?
次に、朝日俳壇を読む。
<愚かとは人間だけよ蚯蚓(みみず)鳴く(宮城県山元町 山田 )>⇒小林貴子撰:蚯蚓って鳴くんだろうか?
<埋め草といへば背高泡立草(相馬市 根岸浩一)>⇒小林貴子撰:
続く