TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

合気道31年、道半ば!

 合気道は不思議な武道だ。合気道は試合をしない。普段は相手(二人あるいは多人数)との素手で相対稽古をする。短刀取り、木剣への捌き、杖取り等の武器を用いた稽古はある。普段稽古では基本的に武器を手に持たない。開祖植芝盛平(1883~1969)が日本伝統武術(大東流合気柔術ほか)の奥義を究めさらに厳しい修業をを経て創始した現代武道である。東京都新宿に本部のある合気会合気道本部の植芝盛央道主は開祖の孫(三代目)にあたる。比較的新しい武道の一つである。
 私は40歳の折に偶然に合気道と出会った。このブログの初期に触れたが「虫も殺せぬ」軟弱の徒であった私は大学生になった19歳の折に和道流空手道に入門した。空手は一撃必殺の技を基本とする格闘武道である。とにかく相手を一撃で倒すのが目的である。「虫も殺せぬ」ようではこの先社会でい生き抜いていけないぞと若輩のGは一念発起して空手の稽古に励んだ。学生時代の4年間は空手部に所属して稽古に励んだ。大学3年の春には初段も取得した。しかし一撃でヒト(他人)を倒すのは簡単なことではない。心優しいままで私の空手修業は4~5年で終わりを遂げた。
 24歳で社会人となり、武道と疎遠になり15~16年が経過しており齢40を超えてしまった。急激に身体の衰えを痛感した。40歳の折に「合気道講習会に参加しませんか!」の看板を道端で目にして参加した。「合気道は米ぬか一升を持てれば誰でもできます」キャッチフレーズがよい。合気道は他人と優劣を競うことはをしません。したがって試合や競技を行いません。合気道の上達は稽古の継続によってのみ体得できるものです。
 良いことずくめの合気道に惹かれて入門してから31年が経過した。稽古をいくらやってもまだ足りない。合気道は余りにも奥深いのだ。自らが相対する稽古相手を感じて動くことによって制する技なのである。万が一争うことになったら相手の命を絶つ争いを避ける技を日々稽古する。抽象的な武道である。合気道は生きることと見つけたり!
(2018年10月13日、第32回川崎市合気道演武大会に参加した)