川上村の四日目は五郎山分岐から幻の滝まで脚を伸ばした!
朝食後、9時過ぎに出発して、ゆっくりと野の花と対話しながら歩いてきた。
昼前には、宿舎に戻り寛いでいた。 ここは和歌山牧水が訪れて歌を詠んでいる。
<見よ下にはるかに見えて
流れたる 千曲の川ぞ
音も聞こえぬ
(牧水詠 、旅人書)>
町田市自然家の入り口に上の歌碑がある。牧水は日本の各地に歌碑があるとのことだ。川上村にも牧水は訪れて詠んている。
町田の家で、
「鑑賞 若山牧水の秀歌」という本をてにとつた。大悟法利雄著、短歌新聞社、昭和48年刊。黒木正弘さんという写真家の寄贈本だ。黒木さんは川上の素晴らしい写真をのこしている。
幾山河越えさりゆかばは
寂しさのはてなむ国ぞ
今日も旅ゆく
酒と旅をこよなく愛した牧水は四十四歳て亡くなっている。
続く