TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

里山歩き偶感~袖振り合うも多生の縁!

 合気道の稽古仲間の高橋さんに誘われて久しぶりに里山歩きに行ってきた。集合は西武池袋線吾野駅に朝の9時15分だった。35年前に川崎市麻生区(当時は多摩区)に引越して来る前には西武池袋線稲荷山公園駅から徒歩12分の地に7年くらい住んでいたことがある。当時は子どもたちも幼くて山歩きの暇もなかった。今頃になって吾野にまでの気持ちを押して参加した。はるひ野駅から多摩センター、立川南、立川、拝島、東飯能と4回も乗り換えて到着した。
 ■現地集合同行五人
 現地で高橋さん、高橋さんの友人の菊村さんとその友人の三上さんと会って9時28分に吾野駅を出発した。吾野駅から1時間半くらいで山を越えて生越方向に出てバスに乗って美味しい蕎麦屋で昼を食べるとの計画しか何も把握していなかった。蕎麦はグルメ雑誌で紹介されるほど美味しくて売り切れ御免で予約しないと食べられないのでとの旨で予約して貰っていた。吾野駅を右方向にゆくと直ぐに里山路に入った。山道にはいってすぐに石ころ、岩道になりちょっと険しい。それもほんの少しで直ぐに曲がくねってはいるが歩きやすい里山道になった。かれこれ30~40分位で人家と茶店(閉店中)に辿りついた。ふと見ると「関東ふれあいの道」の表示看板がある「な~んだここもか?」と思ったので調べてみた。関東ふれあいの道は首都圏自然歩道のことで、関東地方の一都六県をぐるりと一周する長距離自然歩道であるという。平成二十二年度に栃木県のコースの整備が完了して総延長は前160コース、1,799キロメートルに及ぶという。東京都八王子の梅の木平を起点に、高尾山、奥多摩秩父妙義山、太平山、筑波山九十九里浜、房総、三浦半島、丹沢などを結んでいる。どうりで、いろんなところで「関東ふれあいの道」に出くわすわけだと永年の疑問が氷解した。さらに、15分位上り坂を登りつめると顔振り峠に着いた。峠のお蕎麦屋さんの前には「顔振り峠」の名称の由来やこの地が南北朝時代から歴史に残る由緒の場所であること等が記述されていた。峠を越えて反対側に小川の潺を聞きながら長閑な山道降りること30分くらいで黒山に降りた。近くには黒山三滝の表示があったが往復すると30分以上かかりそうだ。蕎麦屋の予約が待っているので三滝を諦めて急ぎ歩いて念願の蕎麦屋さん「玄屋」に到着した。
 ■田舎そば「玄屋」で昼酒■
 「玄屋」に着くと吾野駅に送れた参加者の一人の兼安さんが先にきて待っていた。埼玉県入間郡生越町のこの蕎麦屋さんは金土日の三日間しか営業していない。それも11時~18時までだ。手打蕎麦なので売り切れ次第閉店とある。十割蕎麦はあと二人だけですのと言うので十割にした。蕎麦煎餅をつまみに埼玉の地酒三種を注文して皆で分け合い賞味した。ちびりとごくりと地酒を啜る。濁酒ふうのもあったので呑むよりは啜ることになる。同行五人のうち旧知の高橋さん以外は初対面だ。私も含めて三名は70歳前後。あとの二人は一回り位は若いので働いている。何れにしても昼から呑む地酒と窓から見える紅葉の借景が優しい。聞いたところ蕎麦屋の店主とおかみさん(というより清楚な綺麗なおねえさん風)は成田の三塚闘争の元活動家だと言う。ここで、「袖振り合うも「多生」の縁だ!」だと急に思ったりした。一期一会。今日は良い出会いとのどかな里山歩きを楽しめた。