TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

もう4日目だ―先に帰る二人を送ってからビジターセンターで寛ぐ

 午前中はビジターセンターで上高地のビデオを見たりして寛ぐ。昼は食堂で山賊焼き定食1250円を食べた。一休みして3時のバスで帰るKさん、Nさんを上高地バスタに見送りにきた。Kさんは、私達の山の会の共通の友人。Nさんは家内Yさんのパステル画の友人である。爺さんひとり、婆さん三人の変なグループかもしれない。三日間の夕食を共にした。ビールを飲みながら盛り上がった。話題は高齢者ゆえの自分の最後を如何に迎えるかとか必ずしも明るいものではない。お二人ともご主人が健在で今回は自宅に残しての一人参加をして貰った。これまでもこれからも逞しく生きてきた賢い女性たちだ。

 午後15時の、新宿に向かうバスを15時に見送ってから、ビジターセンターに戻ってきた。折よく、15時からクマについての学芸員の説明会が始まっていた。途中から参加した。昨年、小梨平キャンプ場で、女性のテントが熊に襲われてケガをする事故があった。その女性は、幸いにも機転を利かしてトイレに逃げ込み、腕に熊にひっかかれた傷を負ったが命は助かった。「クマに申し訳ないことをした」と件の女性が手記で書いていたのが記憶に残る。8月は熊にとって食べものが逼迫する時期なんだという。一度、人間の食物の味を知った熊は自然に戻れないという。昨年の事故以降に、テントサイトに食料保存のために頑丈な保管庫が設置された。余った食料はテント内に置かないで保管庫に入れることが義務付けられた。16時過ぎにはビジターセンターを後にしてケビンに戻った。戻ってから,17時20分くらいまでケビンで休息した。そのあと、持参した<私の「医人」たちの」肖像>の現行の更新を行った。i-PADの接続も試みた。電波が弱くインターネットの接続は十分ではなかった。18時~19時まで、Yさんと2人で夕食を食べた。親子丼であった・缶ビール1缶と日本酒を1カップ飲んだ。片ずけの後で、持参したみすず書房中井久夫さんの本を読んだ。中井さんは、1995年の阪神淡路大震災神戸大学の教授時代に遭遇している。自らも震災の後で、PTSDで苦しんだ事が書かれていた。中井さんも知的レベルの高い家庭の生まれであることを知った。初めは法学部に入ったが、途中で結核で休学して、その後に医学部に転じた履歴をもった人であることを知った。家内のY子さんは、宮古あずささんの文庫本を持ってきて珍しく読んでいた。宮古さんは、樋口恵子さんの娘さんで、看護師から文筆家というか評論家に今はなっていると思う。
 4日目の夜は、二人だけなので早めの22時過ぎには床に就いた。