TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「楽しくなければ稽古でない」-開祖の言葉を鑑みて

 「楽しい稽古を目指そう」というよりも、良い稽古ならば、身体もこころも解放されて、身は天と一体となり自由になるはずだ。これが、合気道の神髄であるだろう。一撃必殺で相手を殺そうとする仮想空手の稽古とはちがうものだ。いや、空手も究極においては合気道と同じく自己解放をめざすものであるだろう。とくに柔術を基にした和同流空手の神髄は、合気柔術から発した合気道と根は同じであると思う。

 少しまえから「音のしない稽古を目指している」と書いた。本日の稽古の折も音の出ない稽古を実践した。受け身をとる折にも音が出ないとなると相手の向かってくる気(エネルギーかな)を吸収する。勢い受けは静かな重いゆっくりとしたものとなる。本日は加えて楽しくなる稽古を目指した。しかし稽古の初めの準備体操の段階から、様々な雑念が次から次へと涌いてくる。少し前に、吉澤師範の稽古初めに行った「マインドフルネス」はいわば雑念を消して稽古そのものに集中する方法である。本日の稽古も楽しい稽古にはなり切れなかった。