TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

ジャン・ルノワール監督『どん底』(映画)を観てきたードタバタ喜劇

 ジャン・ルノワール監督『どん底』(映画)を観てきた。「どん底」は言わずと知られたロシアの作家ゴーリキーの小説だ。ロシア語では「ナ・ドゥネ」(意味は、底で)ということだ。社会の底辺(底)で暮らす人々の群像を描いた作品として知られる。多分、読んだことあると思う。
 映画は、ゴーリキーの目戯曲に挑んだ、ジャン・ルノワールの傑作ということだ。午後の昼飯後に観たのいで、眠気との戦であある。舞台がづランス語の世界に移し替えられているので、何故か明るいようなドタバタ喜劇に感じられた。この感想はあながち間違っていないようだ。
 <これはルノワール流、希望に満ちた明るい”どん底”>なんだという。

<強欲な家主が営む、間仕切りもない木賃宿。家主の年の離れた妻は、泥棒ペーペル(ジャン・ギャヴァン)と恋仲で、その妹(ナターシャ)も密かに彼を慕っている。ギャンブルですべてを失った男爵(ルイ・ジュ―ヴェ演じた)、のんだくれの俳優、アコディオン弾き、そして謎の老人、・・・。どん底の暮らしの中で、ここから抜け出すことを夢見るペーペルと、ここを人生の終着点と諦観する男爵、対照的な二人とその周囲の人間模様を展開していく。>

 なーんあだ、やぱっり、ドタバタ喜劇であった。