TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「脊柱管狭窄症」のこと

 合気道の仲間の一人が脊柱管狭窄症を発症して痛みに苦しんでいる。私がかつて医学系の出版社で働いていたのを聞いて相談のメールを貰った。彼からの相談メールによると脊椎の3番、4番、5番が潰れていて,しい痛みがあり歩行も辛いとのことだ。最初は2015年に定年を迎えた祝いに家族と行った長距離ドライブ運転と久振りに行ったテニスの後に生じた痛みとのことだ。当初は神経ブロックと痛み止めの服用で小康を得た。しかし今年2018年に杖道の稽古の後で再び腰痛が発症した。整形外科を受診すると前回の症状に加えて仙骨にヘルニアが見いだされたとのことである。
 経過の記録と主治医の治療方針が記述されていた。それによると当面は硬膜外ブロックによる痛みの緩和をはかりながら経過観察をする。近い将来(1年後)には手術による治療も視野に入れているとのことだ。最近は低侵襲脊椎手術が効果を上げているが彼のケースは患部が複数にわたるので内視鏡を利用した低侵襲手術は適応ではないとの判断を提示されているとのことだ。私には治療方針についての助言をするほどの知識も情報も持ってないので適切な助言はできなかった。
 それにしても最近、「脊柱管狭窄症」という病名を頻繁に聞く。6月に生れ故郷の群馬に帰省した折、従兄弟の一人のMMさん(80歳)が脊柱管狭窄症のため生業のイチゴ栽培を断念したと話していた。会社の元上司の大竹英一EOさん(76歳)も数年前から脊柱管狭窄症で辛うじて歩いている姿をOB会で目にした。
 10年前頃に私が従事していた整形外科の専門雑誌「臨床整形外科」編集会議の折にも「脊柱管狭窄症」という病名は確立していなかったと思う。「椎間板ヘルニア」「後縦靭帯骨化症」とかの病名は頻出したが「脊柱管狭窄症」という病名は聞かなかった。今後はますます患者さんが増えるのではないだろうか? 
 ともあれ、友人の病気が軽快することを祈る。同時に脊柱缶狭窄症という病の推移にも注目していきたいと思う。今は他人ごととして記述しているが、私Gも40歳時のおりに「椎間板ヘルニア」で苦しんだ経験がある。他人事ではないのだ。