TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

薔薇茶とその効用―下剤の作用があるんだ!

 一昨年の今頃、小田急線の鶴川駅にある薔薇園を訪れたことがる。駅から住宅街を抜けて10分くらい歩くと長閑な田圃地帯にでる。野菜や植木のある畑道を抜けると小ぶりの薔薇園があった。地主さんから遊耕地を借りて何十種類ものバラを植えてある。その折に、薔薇の実茶なるものを、確か一袋1000円で購入してきた。赤い小さな薔薇の実を乾燥したものだ。それをひとつまみ薬缶にいれて煮だして飲むと爽やかな香りを楽しむことができる。薔薇茶である。その効能はしらないが、普通のお茶のカフェインとは違うか味と香りを楽しむことができる,と聞いた。

 さて、実は薔薇茶の激しい効能を知ることになった。冷蔵庫に2年近く眠っていた薔薇の実を使って、久しぶりに薔薇茶を煮出してくれた。午前中はベランダの塗装の下準備のため炎天下でサンドペーパーをかける作業を行った。陽ざしがつよくかなりの労働であった。熱中症にならないようにと、連れ合いが薔薇茶をボトルに入れてもってきてくれた。途中、水分補給のために飲んだ。作業が8時30分~12時30分までかかってしまった。昼食にはしゅうまい弁当とお蕎麦を食べた。そのあと、残った薔薇茶を湯呑み茶碗に一杯飲みほした。食事のあとで、すこしだけこのブログの更新をして、14時頃に小休止のためにベッドに横になった。その頃から下腹が奇妙に動き出した。お腹がはってきて苦しい。そのうちに便意を感じた。それからが大変だった。15時から16時30分くらいの間トイレの繰り返しであった。漸くおさまったのは3時間後の17時になっていた。ここで気がついた。あの薔薇茶の副作用ではないか?調べてみた。そして、次のことを知った。

 薔薇の実をローズヒップという。ローズヒップの効能として次の記載があった。瀉下作用のある成分multiflorinn A を含有する。大便閉の症に有効。瀉下、利尿。かつては下剤として利用していた。

緊急事態宣言 39県が解除へ―2020年5月14日に決定

 新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が34県が解除される。13の特定警戒都道府県のうちで茨城、岐阜、愛知、石川、福岡の5県と、特定警戒以外の34県は解除される。北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫の8都道府県は依然として感染者が十分には減っていないとして、また大都市への人の移動が多いとして解除の判断は先送りされる。記憶と記録のために概要を纏めておく。

 政府は宣言を解除する際の目安の一つを、直近2週間で新規感染者数が人口10万にんあたり0.5人以下として、同一人程度でも感染経路が把握できている割合が多い場合などは解除できるようにする方向でいる。

 私の住んでいる神奈川県は、依然として感染者の数が減っていないので解除は先送りとなった。当面は蟄居して夕刻の静かな散歩で凌いで行こう。

 

 

(更新予定)
 

恋の匙加減

 室井佑月さんと前の新潟県知事の米山隆一さんが結婚するとかしたらしい。週刊誌(文春かな)が二人の関係をスクープしたかしそうなので早く公表したとのことだ。米山さんはつ一年くらい前に女性問題でたしか知事を止めたのだった。医師で弁護士で新潟県知事でそれでも独身であった。灘高校から東大医学部を出た。まだ51歳だ。ということは30年くらい前に私が本郷で医学系出版社で働いていた頃に本郷ですれ違っていたかもしれない。弁護士には何時なったのだろう。普通のひとならとてもなれない資格を二つながら取得してしまう。これは驚きだ。一方の、室井佑月さんは作家で、もとはこれも作家の高橋源一郎さんの妻であったという。高橋源一郎さんは新聞等で名前をよく見て興味を持っている同時代の作家である。しかし、高橋さんの書いたものは何も読んでいない。今回、どういう経歴か調べてみたら実に興味深いひとだ。実は作品は一つも読んだことがない。「ポストモダン文学」という分野なんだという。1981年に群像新人長編小説賞優秀賞、1988年に三島由紀夫賞をとっている。室井さんは4番目かの奥さんで、今は5番目の奥さんと暮らしており、二人の子供もいるとのことだ。69歳だからまだ若いのだ。これは突き抜けた男なんだと知った。なにか一つくらいは読んでみたい。

 閑話休題。突き抜けた女の代表格である瀬戸内寂聴さんが白寿(99歳)を迎えたと新聞の連載欄で書いていた。51歳で出家して男断ちしてから48年がたったと書いていた。誕生日には毎年花束が花屋を開店するくらい届くのだが今年はコロナ禍のために来ない。その代り、4歳のときに捨てた娘が76歳になっており母の日にお祝いの電話をくれたと書いていた。親と娘の関係も不思議なものだ。娘をひとり生んだがために三人の孫と六人のひ孫が瀬戸内さんにはいるのだという。ところがひ孫は外国にいて日本語を介さないので私の文才を誰も理解しないと書いていた。恋の匙加減もすべてが恩讐の彼方へということだろうか?

酔生夢死の意味は?

 酔生夢死という四文字熟語がある。単純にみると,酔うように生きて夢見心地で死ぬ、というように解釈できる。調べてみると,「何もせずに、むなしく一生を過ごすこと。生きている意味を自覚することなく、ぼんやりと無自覚に一生を送ること。くだらない一生。」との説明である。近頃、NHKテレビ番組「チコチャンに叱られる」でチコチャンが叫ぶ「ぼーっと生きてるんんじゃねーよ」ということになる。

 緊急事態宣言が全国的に発令されて、世の中は自粛ムードである。この状況下で、アルコール中毒のために禁酒を継続していた方々が再び飲酒に走る事例が増えているという報道を目にした。なにもやることななくて昼間から酒に手が伸びていしまう。かくいう私も折角の節酒を破って昨夜は缶ビール1缶(350㏄)を連れ合いと二人で飲んだ。連れ合いは本のコップに半分(50㏄)なので、残りの300㏄は私が飲んだ。濃度は5%なので、アルコールは15グラムである。たったこれだけ飲んだだけで夕食のあとで眠気が襲い身体が重くなってしまう。まさに、酔生夢死になってしまうのである。これが老いというものなのだろうか?

 

黒川谷戸公園ーサンクチュアリを散策した

 家の近くに黒川谷戸公園がある。ここは、京王線小田急多摩線の間にある三角形の雑木林、湧き水、湿地帯である。この辺りが開発される前は棚田があったようだ。それが開発後にサンクチュアリ、日本語では自然保護区となったなっ。場所的には三沢川の源流地域であり、貴重な動植物が生息しているらしい。植物は金蘭、銀蘭、鳴子百合等をが見られる。動物は穴熊、狸等がいるかもしれないが、未だ見たことはない。地域のヴォランティアのひとたちが保護活動を行っている。特別な公園で毎週土曜日と水曜日の10時から16時の間しか公開されていない。植物だけでなく動物も保護されいるので、犬等のペットを連れて入ることはできない。年に数回、ヴォランティアの方たちが公開のイベントを行っている。昨年の6月に、二人の孫と参加した折には蛇(やまがかし)が藪からでてきたのを捕まえて、子どもたちに触れさせてくれた。このような自然を残してくれていて有難い限りだ。
 本日は不要不急の外出を控える緊急事態宣言の中であるが!静かに散策を楽しんだ。本来人の生活を豊かにしてくれるのは不要不急の営みであるのだろう。

私の「医人」たちの肖像―(124) 私の「医人」たちの肖像―養老孟司さんと「人生は本来 不要不急」

(124) 私の「医人」たちの肖像― 養老孟司さんと「人生は本来 不要不急

 

養老孟司さんとは残念ながら面識がない。講演は聞いたことがある。養老さんの書いた本はいろいろと読んだことがあるので知っている人のような気がする。2020年5月12日。朝日新聞に養老さんが、「人生は本来不要不急」の一文を寄稿していた。

  • 2020年5月12日:
    ■人生は本来不要不急■

新型コロナウイルス感染拡大防止のために不要不急の外出をしないように政府の対策で求められていた。コロナ禍の過ごし方について、有識者が連載で寄稿していたのを読んだ。少し引用する。
新型コロナウイルスの問題が生じ、関連する報道が盛んになって、まず印象に残った言葉は「不要不急」だった。妻と娘は外出制限で不要不急の脂肪がついたという。私は80歳を超え、当然だが公職はない。この年齢の人なら、非常事態であろうがなかろうが、家にこもって、あまり外には出ない。出る必要がない。今の私の人生自体が、思えば不要不急である。年寄りのひがみと言えばそれだけのことだが、相模原市の障害者施設で19人を殺害した犯人なら、そういう存在について、どう言うだろうか。この不要不急は、じつは若い時から私の悩みの一つだった。不要は不用に通じる。大学の医学部に入って臨床医になれば、その問題はない。医療がどれほど直接に役に立つか、コロナの状況を見ればわかる。医療崩壊といわれるほど病院の現場は大変で、不要不急どころの騒ぎではない。医療は世界的に現代の社会的必要の最たるものである。‣・・・>

養老さんは、このあと、「人生は本来不要不急」なのだから、コロナ禍にあっては、余り真面目に対応せずに、ときには「ダラダラ過ごしましょう」というようなことを言っていた。この「ダラダラ過ごす」が曲者で、私も含めて日本人の多くは勤勉で「ダラダラ」は不得意である。不得意というより、「ダラダラしている」と罪の意識すら感じてしまう始末である。養老さんは、件の文章のなかで、」たしか「われいかにして医師そして今の自由な(と思える)我になったか」というようなことを書いていたと思う。そういえば、養老孟司(ようろうたけし)の名前の裏には、生老病死(しょうろうびょうし)が隠されているので、名前からして医師の仕事があっているのだと何処かで書いていたのを読んだことがある。
 私もあまりあくせくせずに過ごしていきたいと思う。

養老さんは1937年、鎌倉で生まれた。鎌倉の開業医(小児科)を営む母親静江さんに育てられた。父親は養老さんが4歳のときに結核で亡くなっている。鎌倉の栄光学園中学・高校を経て東大医学部を卒業した。幼児の時から虫が好きな変わった子だったらしい。本人が何度も本でそう書いている。お母様の静江さんは90歳頃まで鎌倉で現役の意志であったと、これも本で読んだ。東大医学部を卒業して、東大病院で研修医となるが、医療事故を起こしかけて「つくづく臨床医にむいていない」と悟り、精神科医を目指そうとしたが抽選で外れて進めず、仕方なしに解剖学を専攻したのだという。

解剖学の大学院に進み、博士号をとり、助手・助教授を経て1981年(昭和56年)に解剖学(第二)講座の教授に就任した。この頃、私は本郷のI出版者で週刊医学界新聞の記者をしていた。その頃、解剖学では大阪大学の藤田尚男教授や新潟大学の藤田恒夫教授とは接点があった。しかし、何故か養老孟司先生とは仕事での関わりが生じなかった。そのうち、1995年(平成7年)に養老さんは定年を待たずに東京大学を57歳で辞めてしまった。
 「東大の解剖学教室の養老さんは面白い人らしい」という話を聞いたが、一度も原稿依頼もしないうちに養老さんは本郷からいなくなってしまった。少したって、養老さんが、『バカの壁』(新潮社)を出したのは2003年のことだった。本のタイトルは、編集者が付けたのだろうが、大ベストセラーとなった。早速に私も買って読んだが、なんのことはない「軽妙洒脱な人間論エッセイ集」である。そのあと、養老さんの本は対談本も含めてたくさん買って読んだ。そんなことで一面識もないが、シリーズ『私の「医人」たちの肖像』に、養老孟司さんをとりあげることにした。
(2020.5.12)

 

(私の「医人」たちの肖像―〔124〕 養老孟司さん人生は本来 不要不急」)

新型コロナウイルス―「抗原検査」5月13日にも承認へ

 新型コロナウイルスに限らず、ウイルス感染の検査には、抗原検査、抗体検査、PCR検査(ウイルスの遺伝子検査)の三つがある。新型コロナウイルスに感染しても、感染初期には抗体ができていないので、抗体会検査は1週間~10日以降でないと検査ができない。PCR検査は1時間以上の時間を要し、機器と技術者が必要である。一方、抗原検査は検査キットがあれば比較的短時間でできる。以上が、私の理解である(間違っていれば後日に訂正する)。

 さて、本日(2020年5月11日)の朝日新聞で、<「抗原検査」5月13日にも承認、PCR検査と併用へ>という見出しの記事を読んだ。記憶と記録のために、引用しながら纏めておきたい。
 「新型コロナウイルスに感染しているかどうかを短時間で調べられる抗原検査について、厚労省は確定診断につかう方針を固めた。」5月13日にも、検査キットが薬事承認される見通しとのことだ。「抗原検査は、鼻やのどの奥をぬぐってその場で、検査し、10~30分程度で結果が出る。<認される見通しなのは、「富士レビオ」が4月27日に申請した抗原検査キットとのことだ。>抗原検査は、短時間でできるが、精度が低くウイルスを検出できない可能性があるとのことだ。「このため、厚労省は抗原検査で感染が確認できなかた場合でも補完的にPCR検査をして見逃しを防ぐ方針とのことだ。」

 上記の記事を読んで、「抗原検査キット」が未だなかったのかと驚きを禁じ得ない。新型コロナウイルス武漢で発生して、まもなく横浜沖に停泊していたクルーズ船「ダイアモンド・プリセンス」ないで集団感染が起こったのは2月頃ではなkったろうか。あれから2カ月以上経過しているのに、抗原検査キット、また抗体検査キットが無いというのはどういうことなのだろうか?PCR検査については、高価な危機と技術者が必要なので検査が思うように進まなかったと聞いて「そうか」と思った。ドイツはPCRに関して既に豊富な機器と技術者がおり今回の新型コロナウイルスを封じ込めが功を奏して死者の数が他のヨーロッパの国々より少ないとのことだ。
 PCR検査もウイルスの増幅が不十分だと見逃しが起きているようだ。抗原検査はそれよりも見逃しが生じやすいのかもしれない。早期に診断して適切な対処を行うことが求められるので、時宜をえた対応を期待したいものだ。