TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

凄い記事だ―進む認知症「少しでも食べて」

 『在宅ひとり死のススメ』(上野千鶴子)を読み終わった。感想は別記するが、最後の「介護保険」の仕組みと意義については改めて読んでみたい。それにしても、「お二人さん」世帯の生活満足度が一番低いんだという。「さもありなん」という気もする。異文化の激突が老後にやってくるのだ。本日の火曜日は、都民生協に午前中に食料の買い出しに行った。大半が爺さん婆さんの二人ずれである。その二人の会話を漏れ聞くと、婆さんが爺さんに怒っているのが多いように見受けられる。
 さて、そんな思いで本日の新聞をみていたらすごい記事が出ていた。
 「妻を笑顔に ゼリーに描く願い」という見出しに魅かれた。

<ほほえむ子ども、愛嬌のある動物ーー。毎朝、妻のために作る朝ごはんは、まるで絵はがきのようだ。認知症の妻の介護を始めて9年近くになる。>
 愛知県大府市の鳥飼憲一さん(74歳)は、妻の美津代さんの介護を始めて9年になるんだと言う。
<妻が64歳の時、アルツハイマー認知症と診断された。その日に鳥飼さんは退職を決め、介護生活が始まった。>
<「何が起こるのか不安だった」。認知症関連の講演や勉強会があれば2人で聞きに行った。理解を深めるうちに不安は次第に消え、「不可解な行動も、怖くなく亡くなりました。」・・・・・・・山歩きや編み物を楽しみ、中古のピアノを買って、弾き、歌った。症状が進んだ今、ピアノのフタは閉じられたまま。・・・・・・>
<絵顔になってほしい。少しでも多く食べてほしい。そんな思いを込めて、今日も朝食を描く。>
 これが、才本淳子さんの記事だ。

 こんな、「お二人さん」もいるんだと驚いてしまった。夫婦ってなんだろう。