TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

今日も朝日歌壇と朝日俳壇を読むー「やさしさを受けとめられるやさしさが足りない私はさびしいうつわ」

 本日は真向法の無料講習会に午後に参加した。新百合ヶ丘の市民交流施設「やまゆり」で開催された無料講習会のチラシを私担当したヴォランティアの一員として作成した。世の中のイベントンの役にたった。

 さて、帰宅して夕方かに朝日歌壇と朝日俳壇を読んだ。今週も常連歌人の歌が多く当選していた。やはり、歌で強く生きている人の歌が選ばれるのだ。奈良の山添親子、富山の松田姉妹、観音寺市の篠原さんと毎週のように当選している。

<小一と四歳の子にせがまれて二人抱っこするママの細腕(栃木県 川崎利夫)>⇒馬場あき子選:
 詠んでいるのは男性だが、お父さんか、お爺ちゃんか? 孫が小さかった頃に、二人孫を一緒に抱っこしたのが幸せな思い出だ。

<母の日や母のない子のさみしさを知っていそうな花屋の店主(宇都宮市 手塚清)>⇒馬場あき子選:

<並べればマトリョーシカのようにまた弁当箱は大きくなりぬ(奈良市 山添聖子)>⇒佐佐木幸綱永田和宏共選: 山添さんのお母さんはよいお母さんだね。

<登校は一人で歩く同じ道お姉ちゃんはもういない春(奈良市 山添聡介)>⇒高野公彦、 永田和宏、馬場あき子共選: お姉ちゃんの葵さんは、中学生になったんだ。聡介君の歌はとても自然。

やさしさを受けとめられるやさしさが足りない私はさびしいうつわ(松本市 上嶋晴美)>⇒永田和宏選:

<ゴールデンウイークが過ぎ暑くなる資格試験が二個ある五月(富山市 松田梨子)>⇒梨子さんが妹で、わこさんが社会人となったお姉さんだったかな。今週の、梨子さんの歌は、自分の個人情報を詠っただけなのだが・・・。

 今週は、松本市の上嶋さんの歌が気になった。

 次に、俳壇に移る。

<我よりも寂しき蠅が今日もをる(いわき市 馬目空)>⇒長谷川櫂選:

 独りぼっちははすかしくない、。人間も蠅もそう。選者の長谷川さんがコメントしている。先日、「(一人)ボッチ」と陰口言われたと被害妄想になったらしい若者が散歩中のお婆さん二人を刺し殺し、駆けつけた警官を銃で射殺する事件が中野市でおきた。「独りぼっち」は何ともないじゃないか。

<コメント>

 この俳壇を読んだ同じ日の朝日新聞緒「折々のことば」で、鷲田清一さんが(2765回)で、噺家笑福亭松之助さんの言葉を紹介していた。

<生れるときも一人、死ぬときも一人、だから生きている時も一人でいるように>
 この話かは、離れて住む高校生の次女が、ともだちが持っているテープレコーダーを私も欲しいと言ってきたときに、噺家はお金に添えて、上の言葉を書き送ったんだという。偉いお父さんだね。私はこのように偉い父親ではなかった・・・。