TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

朝日歌壇と朝日俳壇を今日も読んだー

<四十年前の景色に縛られて異界に迷う渋谷界隈(東京都 豊 孝浩)>⇒佐佐木幸綱選:
キジバトが粗末な古巣を見にきてる光が差し込む庭の木に二羽(松戸市 猪野富子)>⇒佐佐木幸綱、馬場あき子共選:霧島市

豊さんの歌は、とてもよくわかる。渋谷は変貌がは激しく、本当に「異界」に迷う感じがする。先日も、センター街への入り口が分からずに困った。ところが、「渋谷大盛堂」という本屋は健在らしい。新宿紀伊国屋日本橋丸善八重洲ブックセンターもなくなるが、「渋谷大盛堂」は残っているらしい。

<上履きの二足並びて干されたり平和とはこんな日曜の朝(奈良市 山添聖子)>⇒高野公彦選:
 山添さん、短歌をつくりながら素晴らしいこれも歌人の娘さんと息子さんと育てている。「幸せな家庭って素晴らしいな」と」何時も山添さんの歌を読む。

<美しい人はトイレに行かないと信じ切ってた紅顔の頃(霧島市 久野茂樹)>⇒永田和宏選:
 久野さんの歌も分かるね。「うつくしい」少女だって、ウンコするんだけど・・・。

<あと一期民生委員を務めんと決め新しき手袋を買う(観音寺市 篠原俊則)>⇒馬場あき子選:
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篠原さんは、元教師でもうて年退職し、朝日歌壇の歌人だ。実にうまく歌をつくる。先日、川崎市麻生区の「シニア講座」を受けたら、最近は民生委員をやる人がいなくて困っているらしい。「民生委員」ってヴォランティアの一つで、一般の人が「困っているひとの相談になる」仕事を行うと知った。篠原さんは、地元の世話役であるのかもしれない。今回、上記の歌の他にも二首入選していた。
<「異次元の少子化対策」財源も示さず論ずる総理の異次元>⇒高野公彦選:
<「国民の命を守る」ための武器それが命を危険に曝す>⇒永田和宏選:
 今回も、入選の三首のうちでは、世相批判ではなかうて、私の歌が一番いいと思う。

次に、俳壇に移る。

雪女列車止めたる力技(羽昨市 北野みや子)⇒大串章選: