TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 「尾身会長退任へ 政府、コロナ文科会廃止方針」の記事を読んで

  尾身茂さんとは、私がI書院を退職する1年前(多分、2010年頃)にインタビューの際に同席した。尾身さんは、その頃、WHO海外勤務から日本に戻って母校自治医科大学の公衆衛生学教授に就任していたと思う。雑誌「公衆衛生」の担当者でNさんの企画で「尾身さんが何故医師になったか、医師になりWHOでエイズのまん延防止に向けて活躍され頃の話、等々」を伺った。この折のインタビューに基づいて『尾身茂~WHOを行く』というタイトルの本になった。尾身さんはこの企画に余り乗り気ではなかった。謙虚な方なのだ。
 尾身さんは、高校を卒業して慶応大学・法学部に入学したが余り面白くなかった。あるときたしか吉祥寺か何処かの古本屋で、内村祐之さんの『わがあゆみし精神医学の道」(後でタイトル確認)を偶然に眼にして購入して読んだ。深く感銘を受け、一転、医師を志す。入学した慶応大学を辞めてしまった。折しも自治医科大学ができたので、この大学は都道府県の選抜に受かれば奨学金で医師教育を受けられる。尾身さんは、東京都の自治医大選抜に合格して、自治医大の一期生として入学したのだった。この辺の経緯は、上で紹介した本の、冒頭の章に書いていある。

 以上のような出会い(と言っていいのかな?)があったのでシリーズ<私の「医人」たちの肖像>にいつかは取り上げたいと思っていた。2019年年頃に始まった、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な蔓延とその拡大防止対策のために、WHOでエイズウイルス、インフルエンザウイルス、等の感染防止対策に関して経験豊富な尾身さんに新型コロナウイル感染防止対策に貢献すべく白羽の矢があたったのだった。その後の尾身さんの活躍とというかご苦労振りを、私たちはテレビ画面でみてきた。

■尾身会長退任へ 政府、コロナ文科会廃止方針■

<政府は有識者による新型コロナウイルス感染症対策文科会と基本的対処方針分科会を廃止する方針を固めた。両分科会の会長を務める尾身茂氏は退任する。来月の内閣感染症危機管理統括庁の発足に伴う対応で、近く発表される予定。>

 上で紹介した両文科会は、政府の「新型インフルエンザ等対策推進会議」の下に置かれているんだという。9月1日の「危機管理統括庁」の発足に合わせて分科会を廃止して推進会議に機能を集約する方針なんだという。

<コメント>
 新型コロナウイルス感染症の5類に移行してから、なんとなく、新型コロナウイルスは終息に向かっているようにもみえるが、一方で、終わったわけではない。つい最近も姪のSちゃんが感染したとの知らせがあった。私もマスクなしで合気道の稽古を先日は行ってしまった。まだ油断は禁物だろう。
 さて、本日の新聞に、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリコジン氏の乗ったジェット機が、8月23日、モスクワ北西のトベリ州で墜落したとのニュースが載っていた。追って詳細の続報があるだろう。