TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

孫のT君の初めての運動会と合気道の土曜日稽古~「あたり、むすび、間合い」とノーベル平和賞のことなど

 「山粧う」が秋の季語と知った。「粧う山」はその美しさの形容だろう。「山眠る」は冬の季語だという。眠った山は静かな様子をいうのだろうが、山はときしとして「山狂う」「山怒る」の様相を呈する。粧い始めたばかりの山が急に「山狂う」に激変する。化粧しはじめたばかりの栃木県の山(朝日岳、1896メートル)で中高年登山者が急変した山の悪天候の中で低体温症で死亡したとのニュースが飛び込んできた。俄か山歩きをしている爺たる私には「他山の石」に思えた。

 さて、本日は6人目の孫T君の保育園における初めての運動会であった。8時に家をでて8時41分には保育園について最初から最後までみることができた。「たーかく上がった飛行機が西から東へ飛んでいく・・・」こんな歌があったのだろうか?運動が苦手の私は運動会のダンスや徒競争が大嫌いであった。五人で走ればよくて四位で大抵はビリであった。孫のT君は成長が早くて身体も大きく運動も得意でなんでもそつなくこなしていた。このまま文字通りスクスクと大きくなっていって欲しい。

 運動会のあとすぐに新百合ヶ丘駅近に戻り横浜ラーメンで昼食を済ませてから合気道の稽古に参加した。本日は、E師範の二カ月振りの指導日であった。方手取りの各種の技の稽古をした。E師範の指導はとても特殊である。「あたり、むすび、間合い」を基本とした稽古である。合気道は相手との気の結びと繋がりにより身体を崩したりする体術なのである。ここでも、「下実上虚」で体幹を重力の方向つまり下へ落としてい置くことが肝要である。
 稽古のあとでE師範を囲んで懇親の機会をもった。E師範は私より五歳年長の9月生まれなので既に82歳になられていると思う。本日は少しお疲れの様子が見えた。身長は私と同じくらいで1.7メートルだが、体重は78キロくらいあるとお聞きした。私より20キロも体重が重いのだ。鍛え上げた身体はがっしりと畳をとらえているように動きが見えた。この偉丈夫のE師範も朝目覚めるときに身体中が痛くて少しく体をほぐしてからでないと起き上がれないのだという。長年の肉体労働としての合気道稽古と指導が身体に疲労を蓄積させているのかもしれない。その最後の日まで身体を動かし続ける。これが生きものである人間が「生ききる」ということだろう。本日も思うこと感ずることの多いE師範の稽古であった。

 さて、本日は今年の「ノーベル平和賞」について触れておきたい。「ノーベル平和賞」と言えば我が国の佐藤栄作元首相、ソ連ゴルバチョフミャンマーのスーチンさんも受賞されていたと思う。「ノーベル平和賞」ってなんだ?

  <ノルウェーのノーベル委員会は10月6日、2023年のノーベル平和賞をイランの活動家、ナルゲス・モハンマディさん(51歳)に授与すると発表した。授賞理由は、「イランにおける女性の抑圧と闘い、すべてのひとの人権と自由を促進した」。イラン人の受賞は2003年のシリン・エヴァディさん以来、二人目となる。>

ナルゲス・モハンマディさん■
 
1972年、イラン西部ザンジャン州生まれ。大学で女性学生団体を設立。エンジニアとして働きながら、女性の権利について新聞でコラムを執筆した。「人権擁護センター」に参加し、副所長に。これまでに計31年の禁固刑判決を受け、服役中。

<コメント>
 イラン女性は公共の場で髪を隠す布「ヒジャブ(へジャブ)」の着用義務ある。イランでは昨年9月、当時22歳のマフサ・アミ二さんが着用が不適切だと逮捕され、そのご死亡している。これを受けて、各地で「女性、命、自由」をスローガンに女性の人権尊重を訴える抗議デモが拡大した。ナルゲス・モハンマディさんも獄中からイラン政府を非難するSNS投稿を続けているんだという。まったくすごい人だね。獄中にいるんだから、12月10日の授賞式はどうなるんだろう。