TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 歯科健診を受けてから高蔵寺(町田市)と周辺の七面山を散策し帰宅して「『正法眼蔵』を」読む』(南直哉)を読み始めた

 高蔵寺は町田市三輪町にある真言宗豊山派の由緒ある寺である。石楠花と牡丹の花で有名である。そのほかたくさんの野の花で溢れミスミ草もある。この寺が三年前の2022年1月3日に火災で燃えてしまった。失火原因は不明で放火の疑いも消えていないようだ。それから2年余、現在では、土、日、月の三日間のみ焼け残った境内を散策することができる。水曜日の本日は休館なので外から参拝してから七面山で菜の花、梅の花、咲き始めた沖縄桜を愛でてきた。風の強い春未だの午後のひとときをYさんと楽しんだ。
 帰宅してから「『正法眼蔵』を」読むー存在するとはどういうことか』(南直哉)を読み始めた。著者の南直哉(じきさい)さんは曹洞宗の僧侶、福井県霊泉寺住職でかつ青森恐山院代だという。1958年生まれ、早稲田大学文学部卒後1984年に曹洞宗において出家得度し大本山永平寺入門とのことだ。

 さて、読み始めたんだが読みこなせるかどうか分からない。そもそも立松和平さんの関係から「典座」に結びついて道元禅師にたどり着いたのだが「正法眼蔵」(しょうぼうげんぞう)、そもそもタイトルを正しく読めないではないか。

正法眼蔵正法眼蔵)とは何か?
(1)「正法眼蔵」というのは、鎌倉時代に日本で成立した大著作である。道元禅師が書いたとされるが、どうもそれもはっきりしないしないようである。学生時代に、恩師の中村健之介」さんから「正法眼蔵随聞記」を読むといいよと言われ、多分、岩波文庫のそれを買ったような気がする。書棚を探したが見つからなかった。ドストエフスキーの研究者の中村さんは流石に博識と思った。ところが、今回、中村さんの東大比較文学科での師の寺田透さんが、「透体脱落」という道元の本を書いていると知った。中村さんは、寺田透さんの影響をうけていたのかもしれない。さらに、東大医学部・生理学教授であった橋田邦彦さんが『正法眼蔵釈意』(昭和14年~18年)を書いている。いろんな人が道元に言及しているんだと知った。

 第一章 存在するとはどういうことか――「現成公案」を読むⅠ

 <辞書的に解説すれば、「正法」は ブツダの説いた真理の教え、「眼」はそれを見る、あるいは映しだすもの、「蔵」はその一切を納めとるもの、場所、ということになるのが一般的である。>

 <本書では「正法」の意味を限定する。「正法」とは縁起と因果のお教えに基づくものの見方・考え方s、およびこれを可能にし支える修行法のことである。この見方・考え方・行法(「眼」)による道元禅師の認識・見解の終生(「蔵」)が「正法眼蔵」なのだ。>

 うえのこの本の前提の解説を理解した。
  (今日は、ここまで)
 まるで、難しくてわかりそうものないね。ただ、本を読んで理解しようとていると心が研ぎ澄まされて落ち着いてくるんだね。不思議。

今日の気になる本を書いておく。

(1)『こっそり治す「夜間頻尿」』(平澤精一、ワニブックス、990円)
 「人に言いづらい悩みを泌尿器科の名医が解決!60代以上の約8割が悩む夜間頻尿は最新の研究で「改善できる病気」になった。」と書いてある。読んでみたい。

(2)『一からわかる 人類と日本人の起源』(加藤長、同時代社、2,200円)
 「ヒトはどこから来たのかー。日本人のルーツは?壮大な人類史を読み解く!」んだって。どこまで書いているんだろうか? 

(3)『100歳の壁 脳・からだ・心』(和田秀樹、きずな出版、1430円)

「品よく、賢く、面白く、老いるコツ」が書いてあるらしい。和田さん、いつまで本を書くんだ?「年代別に生き方を変える!70代は老いと戦う!75際は節目。80代で老いを受け入れる!」んだって。リクエストしてみよう。