TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

新型コロナウイルス感染拡大の第2波はくるか?!

 昨日、若葉台生協で『文藝春秋』八月号(2020年)を買ってきた。街の本屋が消えてしまった。うっかりすると『文藝春秋』も買いそびれてしまう。いまでは、雑誌はスーパーの雑誌売り場で見つけてかっている。
 『文藝春秋』八月号には、「総力特集:第二波に備えよ」が乗っている。じっさい、東京都の新型コロナウイルスの感染者は、ここ1週間ほど連日200名を越える勢いである。こんな中でも政府は、外出制限の解除の第二弾を断行した。委縮した経済活動を取り戻そうという試みである。昨日は、亀田健太郎さん(神戸大学教授・感染症学)が東京には第二波がきていると警鐘をならした。先日、新たに専門家会議に後継として発足した政府の委員会は、感染症の専門家のみでなく幅広い人材を糾合したと報じている。亀田さんは、今回の新型コロナウイルスの発端となった、ダイアモンド・プリセンス号を視察して、ネットで警鐘をならしていわば時の人にもなっていた。あの折の指摘は、政府と感染症専門家会議にとっては耳の痛い指摘でもあったろう。今回の、新たな委員会には亀田さんも入るとよいのにと私は思っていた。

 『文藝春秋」八月号では、ノーベル賞の本庶さんが、<東京五輪までに「ワクチン」はできない」という一文を書いている。新型コロナウイルスは、エイズウイルスやC型肝炎ウイルスと同じく1本鎖RNAウイルの一つである。変異が目まぐるしいのでワクチン開発は至難の業でもあるのだろう。もう一つ、同じ八月号に、大阪大学の免疫学の元教授の宮坂昌之さんが、<「抗原検査」でスーパースプレッダーを検出せよ>という興味深い一文を載せていた。この記事は、「取材・構成 緑真也」となっているので、緑さんが宮坂さんにインタビューしてまとめた記事のようだ。専門家の立場から、「自然免疫」と「獲得免疫」の相違を解説しており分かりやすい。一口に獲得免役と言っても、感染により「善玉抗体」ができる保証はなく、「抗体検査」は当てにならない、という指摘である。やはり、新型コロナウイルスはなかなか手ごわいのだと感ずる。

 文春は亀田健太郎さんからも寄稿してもらったらどうなんだろうか? そういえば少し前、雑誌「AERA]で、亀田健太郎さんと内田樹さんの新型コロナウイルスに関する対談を読んで、このブログでも紹介した。もしかしたら、朝日新聞と文春は書き手の好みがちがうのだろうか?ま、そんなことは門外漢の私らはどうでもよいが・・・。 

 残念だが一年後の東京オリンピックはまず無理だろう。誰もがそう思っても口には出せないでいる。われらG爺にできることは、手洗いマスク不要不急の外出制限となるだろう。と言いながら、6月から健康維持のための合気道の稽古(土曜日午後)を再開した。7月からは、水曜日(夕方)の稽古もマスク着用で再開している。悩み多き日々だ・・・。