TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

村上春樹『ウイズ ザ ビートルズ 」を読んだ

 村上春樹は人の生きる様を切りとっているのだと、この小説を読んでわかった。私たちは産まれて生きて家族をもったりしてある時間を過ごすのだが、親も兄妹も子どものことももあんまり分かっていないのだということを村上は描いている。ビートルズはこの小説の背景としてあるがあまり関係ないようだ。心のあり様の背景としてビートルズが。ジョンレノンとか、ポールマッカトニーとか少しはビートルズの名前は知っている方。イエスタディとかの歌詞も知っている。
 この小説は、主人公の僕の、つまり物書きになった僕の青春の想いで野物語である。この物語には、僕と高校時代のガールフレンドのサヨコとサヨコの兄しかで来ない。でもそこには、どうしようもないような人間模様がでてくる。高校時代に淡く付き合った僕とガールフレンドのサヨコはわかれわkれになる。それから、15年くらい経って、渋谷の雑踏の中で、偶然にん僕はサヨコの兄と出会う。そこで、結婚したサヨコが二人の子どもを遺して自死したことを兄から告げられる。「結局、サヨコは君のことが一番好きだなのかも」と告られる。そんなことを言われてもね。このお話には、ビートルズは話のツマなのである。