TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『貝に続く場所にて』(石沢麻衣)第165回芥川賞受賞作を読み始めた

 小説のことを別の言葉で「創作」という。つまり、小説は実話ではなくて、創った物語なんだ。

肝心の作品を読む前に、<受賞者インタビュー「母とのカラマーゾフ事件」―読書家の母との対話が新芥川賞作家を生んだ>を読んでしまった。
 作者の石沢さんは、1980年生まれで仙台で生まれて仙台で育ったらしい。受賞作は、「語り手が博士論文を書くためにドイツで暮らす美術史研究者」で、作者と重なる。ドイツへ、2011年の震災で石巻で被災して行方不明のままの野宮が訪ねてくる。つまり、野宮は行方不明なんだから幽霊ということになる。幽霊が実在することはないので、創り話なのである。
 感想は、読んでからとなる。