「千里の道も三歩から」という諺があるかどうか知らない。小脳出血で倒れたYさんのリハビリテーションを主眼とした近隣の丘や小山歩きの会を「三歩会」と称して毎月行っている。
令和４年の初回の会は、小田急多摩線唐木田駅から小山田緑地まであるいた。小山田緑地は、多摩ニュータウンに隣接する町田市北西部の丘陵地帯にある都立公園である。周りには隣接する形で、東京国際ゴルフ場がある。唐木田から小山田緑地にいたる雑木林の歩行路は数カ所でゴルフ場を横切る。そのため、無人のゴルフカートに出会ったりして驚く。ここでは、林や草地の丘、畑や谷戸の田圃の眺め、失われゆく多摩丘陵の懐かしい風景に出会うことができる。こんなところが東京都にあるのかと驚くばかりである。緑地公園の運動広場が、小山田氏ゆかりの地であり、そこは小山田氏の牧場だったという説もある。本園の運動広場から、緩やかな草地の斜面を登ると、見晴らし広場に至る。ここは、当園のビュースポットで、天気の良い日には、丹沢山系の右側に富士山が見られる。本日も、真っ白い雪を冠した富士山が見えた。
10時少し前に唐木田駅を出発して、福祉センター横から山道に入った。山中分園横からゴルフ場を抜けて、11時過ぎにはトンボ池に着いた。トンボ池からアサザ池に下りて、小休止のあとで、反対側面の山に登り返して、つり橋をわたり、管理事務所に至った。ここでトイレ休憩のあと、運動広場から見晴らし広場に登った。ここで、富士山を望むベンチでゆっくりとお昼休みにした。
（更新予定）
