TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

鬼形君の歌がまた朝日歌壇に載っていたぞ

<悲しきはうららの春の新聞の歌壇につらなる戦争の歌(安中市 鬼形輝雄)>⇒佐佐木幸綱選:「第一首、春の歌がならぶはずの季節の新聞歌壇に毎週つらなるように並ぶロシアのウクライナ侵攻の歌。まさに「悲しきは」である。」と、佐佐木さんがコメントしている。入選した、鬼形君は私の高崎高校の同級生である。ときどき入選している。上手く詠んだと感心した。

ウクライナが気になりますと語りたり洋上の堀江謙一さんが(上尾市 鈴木道明)>⇒高野公彦、佐佐木幸綱共選:

<犬の目はただ真っすぐで人であることが時々罪に思える(観音寺 篠原俊則)>⇒高野公彦選:
 篠原さんの歌が、今週も選ばれていた。

<核のあるこの世に生まれ核のあるままこの世をさらねばならぬ(観音寺市 篠原俊則)>⇒永田和宏選:

<さがしてもさがしてもみつからぬ眼鏡のゆおな寂しさがくる(瀬戸内市 児山たつ子)>⇒永田和宏選:

<どこまでも愛らしき瞳出でてくるマトリョーシカ春、淋しきロシア(三重県 尾崎淳子)>
<帰宅してスーツにシトラススプレーをかけておやすみスーツもわれも(富山市 松田梨子)>⇒上の二首は、馬場あき子選:
 富山の松田さん、もう社会人になったのだろうか?

 今週の歌は、社会詠と個人詠の両方が載っていた。いずれにせよ、歌詠みたちは歌によって強く生きていると思う。
<にげだした山羊たちの食むチューリップさしだしたるレタスに見むきもせずに(さいたま市 松田典子)>⇒佐佐木幸綱選:
 この歌が、ごく自然でなにげなく面白かった。

俳壇も読んでみた。

ゴヤのマハ十八世紀より裸(武蔵野市 相坂 康)