TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「MITを全国の失語症患者へー日本MIT協会主催「第1回MITトレーナー実地研修」開催

「MITを全国の失語症患者へー日本MIT協会主催「第1回MITトレーナー実地研修」開催
 標記のタイトルの記事が、週刊医学界新聞第3494号(2022年11月21日)に載っていた。私のブログで関啓子さんに触れたのは、2週間前の11月11日のことだった。関さんが、三鷹高次脳機能障害研究所を開設したのは、2013年4月のことだった。爾来、9年、関さんのお仕事は前進していたのだ。幸いなるかなである。
 標記の記事には興味を持ったので概要を紹介しておきたい。

<メロディック・イントネーション・セラピー(MIT)とは、1973年に米国で開発された音楽要素を活用した失語訓練法である。単語を構成するストレス・リズム・メロディーの3つを重視し、歌うことから自然な発話へと段階的に導く手法をとる。特に言葉を理解する力は保たれているものの表出が難しいブローカ失語症者の発話機能改善への効果が期待される。>

 1983年に関さんが日本語版MITを発表して、その後2021年に日本MIT協会が設立され、2022年4月より失語症高次脳機能障害に対する知識や適切な施術方法を提供する「MITトレーナー制度」が開始された。さる10月29日~30日、第1回MITトレーナー実地研修が上智大学で開催された。