TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 朝日歌壇夏枯れかなー自分では詠めないが「よくいうよ」

 今年の夏の最高の暑い日曜日。春から参加した地元市民の懇親会「楽さん会」の7月会合に朝9時30分から外出して14時前に帰宅した。おそらく外の気温は35度を超えていただろう。
 夕刻から朝日歌壇と朝日俳壇を読んだ。安中の鬼形輝雄くんの歌がまた入選していた。

<赤煉瓦色しっとりと滲み出て富岡製糸場梅雨に入る(安中市 鬼形輝雄)>⇒佐佐木幸綱選:
 鬼形君は毎週投稿しているのかもしれない。年間に数回も入選している。
<ぴょんぴょんと横断歩道をうれしそうに親の後おい子熊も渡る(北広島市 軽部 進)>⇒佐佐木幸綱選:
 この歌は微笑ましいが実は、生態系が壊れて、人間と獣のすみわけが曖昧になっている北海道の風景なんだと思う。

<気つけば地球はすべて危険のみ逃げる場所なくこの島に居る(秋田市 高橋りか)>⇒馬場あき子選: 馬場あき子さんは、川崎市麻生区片平の住人らしい。「幾春かけて老いゆかんー歌人馬場あき子の日々」が近くの麻生アルテリオ映像館で上映中である。

<新しい登場人物増えてゆく子の話聞く梅雨の日曜(奈良市 山添聖子)>⇒高野公彦選:
 山添さん、ほうんとうによいお母さんだね。子育てが上手いんだろう。

<ダンスなど踊らなかったあの頃の東海林太郎の直立不動(観音寺市 篠原俊則)>⇒永田和宏佐佐木幸綱共選:
 篠原さんは世相歌よりも個人詠がいいと思う。

 次に俳壇を読んだ。

<夏草の伸び放題の空き家かな(東京都 上田尾義博)>⇒大串 章選:

「夏草や兵(つわもの)どのが夢のあと」(芭蕉)を思い出した。こちらは平泉の中尊寺芭蕉が詠んだ(呟いた)とされる。上田尾さんの歌は東京にも空き家が増えているのかと思うとこれも「夢のあと」かもしれない。

<ふるさとの田植は辛し(つらし)夢なれど(静岡市 安藤勝志)>⇒小林貴子選:
 田植えはやはり重労働でした。