TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

気になる本『「家にかえりたい」「家で最期まで」看護の意味をさがして』(藤田愛、医学書院、2530円)のこと

  日本医学ジャーナリスト協会の機関誌の最新号(Vol.38,No.1)が届いた。書評欄(Book プラス)に標記の本が紹介されていた。興味深いので、読んでみた。読んでみて、なんと投稿者が、七尾清さんであることに気が付いた。興味深く、読んでみたいので紹介しておきたい。

 <2040年にgは、わが国の年間死亡者数は168万人を超えると予想されている。5年ほど前に公表された「人生の最終段階おける医療に関する意識調査報告」(厚生労働省)では、末期がんで痛みはなく、意識や判断力は健常な場合、どこで医療・療養をうけたいかという問いに対し、一般国民の47.4%、医師の66.5%、看護師の69.3%が自宅を選択している。>
 「一般国民よりも医療職が20ポイントも高いのは、医療施設での終末期の実態を熟知しているためだろう。」と七尾さんが指摘している。

 件の本は、訪問看護師歴20年に及ぶ著者の体験に基づく本のようだ。「最期は家でという患者や家族のために悪戦苦闘する日々の語りは、看護の奥深さを感じさせる。印象的なのは、彼女が生き詰まった時に現れる施設や地域の理解ある医師の存在。」という記述が興味深い。
 この本を、是非とも読んでみたいので、記憶と記録のために書いておいた。