<体の声を素直に聞く―。80歳を過ぎた幸齢者には、これが一番の健康法です。人間の体は、じつによくできています。それを信じればいいのです。>
上記の言葉は和田秀樹さんの本から引いた。この言葉は、五木寛之さんが何処かで書いていたのと全く同じである。
『80歳の壁』(幻冬舎新書、2022年3月25日)がでた時に即、稲城図書館にリクエストした。一年以上たってようやく順番が回ってきた。借りて来て読み始めた。この本の続編を和田さんは三冊くらい書いている。この本は古くなってしまった。読んでみると予想通りのことが書いてある。
以下、心に響いた言葉を引用していきたい。
第2章 老化の壁を越えていく
<こころを満たすためにお金を使い、思い出を残す。これが高齢者の資産活動です。>
ここのところは、哲学者の國分巧一郎さんの「暇と退屈の倫理学」における、浪費のすすめと全く同じである。「幸齢者はお金を使わなくてはいけない。つまり、消費ではなく浪費をするのだ」。食いたいものを喰い、飲みたいものを飲む。これにつきる。
<繰り返しになりますが、子どもにお金を残すことはお勧めしません。自分で貯めたお金は自分で使い切ってしまうのが一番です。>
ここのところはすでに私は間違ったかもしれない。いまからでも遅くないか。妻と自分のためにお金をもっと使うのだ。
結構いいことがかいてあるね。第2章まで読んできた。和田さん有難う。
<心身友に自立して健康でいられる年齢を「健康寿命」と言います。その年齢は男性が72.68歳、女性は75歳で、誰かの介助が必要になることを示しています。>
私は、現在76歳、家内は74歳、二人とも自立している。生きて読んで書いて食うている。