本日は合気道の日曜稽古だった。両手取り各種の技の稽古をした。美しい稽古を今日も目指した。
帰ってから朝日歌壇と俳壇を読んだ。今日も常連歌人の歌が沢山入選していた。正直言ってつまらない。
<浪平とノリスケとマスオ結婚するなら誰って話す銭湯(富山市 松田わこ)>⇒高野公彦選: 「わこさん、こんな昭和の選者受けするような歌はいらないよ」と言いたい。
<よさそうな赤ちょうちんを見つけるとおまえが死んだことを思いだす(東京都 朝倉修)>⇒永田和宏選: このうたは私と同世代のかたのさくか?
<デイサービスの小暗き隅に職員はわが車椅子拭いくれおり(和泉市 長尾幹也)>⇒馬場あき子選: 長尾さん今週も二首が選ばれた。お元気でおられて嬉しい。
<青春の「朝日ジャーナル」捨てました明日から老人ホームに暮らす(海南市 樋口勉)>⇒佐佐木幸選: この方も76歳の私と同年代だろう?
いろいな歌あるが、以下の歌を私の一押しとしよう。
<鹿児島の芋焼酎のやさしさよ口に含めば湾の長閑さ(岐阜市 後藤進)>⇒馬場あき子選:
次に俳壇に移る。
<生き抜こう例え毛虫に生まれても(東京都 東賢三郎)>⇒小林貴子: これはすごい句だと思う。生きとし生ける生命を尊重している。
<大江居ぬ憲法記念日なりけり(倉敷市 森川忠信)>⇒長谷川櫂選: 大江健三郎さんは憲法九条の守り人だった。
<米寿まであと一年の新茶かな(川崎市 小池たまき)>⇒大串章選: 米寿って88歳だったっけ。俳句ってやはり自分の人生を切り取る。俳句のほうが短歌よりも軽みがあるような気がする。