『心 人生を意のままにするちから』(稲盛和夫、)を読み終えた。
本日は、後半の以下の二章を読んだ。
やはり、功成り名遂げたひとの回想録だった。ただ、真実は心を磨く、フィロソフィーにあるとの指摘は真であろう。
心に残った個所を書きぬいた。 四章 正しきを貫く
第五章 美しき心根を育てる。
<「怒り」「欲望」「愚痴」ーーこの三つを仏教では「三毒」といって、心を濁らせ、惑わせる元凶であると説いています。>
朝起きたときから、「怒り」「愚痴」が聞こえてくる。辛く淋しいことであるが。全てまことであるので甘受する。
<現実とは、たった一つの真実が投影されたものです。しかし、そのよあとはない、不幸はすべて自らの心が作り上げているのです。しきりに自分の人生は不幸だと訴え、不平不満を叫ぶ心が不幸を呼び起こしてしまっているわけです。>
以上の言葉はほんとうに心に沁みる。
<瞑想でも座禅でもよいのですが、毎日短い時間でもよいので、心を平らかに鎮めるひとときをとことによって、真我の状態に少しでも近づくことができる。それは人生全般を豊かで実りあるものにしてくれる一助となることでしょう。>
この言葉はこころに響く。私の場合は合気道の稽古によって、心を平らかに鎮めるひととき取れるのだと、気が付いた。