TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 チンパンジーさんありがとうー「チンパンジー治療成功~実験でC型肝炎ウイルスに感染」の記事を読んで

 ニ十数年に及ぶC型肝炎ウイルス感染の除去に成功したのは2018年の4月頃だった。あれから丸5年が経過した。その時から確実に何かが私のなかで変わったのだろう。このブログの開始は2018年8月だった。その頃から潜在的に健康が回復し気力がでてきたのかもしれない。インターフェロンが唯一のC型肝炎ウイルス感染に対する治療薬であったのが、インターフェロンを用いない飲み薬による肝炎ウイルスの排除が可能になった裏には治療薬開発のためにC型肝炎ウイルスに感染させられたチンパンジーの大きな貢献があった。こうして開発されたC型肝炎ウイルスの薬はハーボニー、マヴィレット等、複数が存在する。これらの薬はいずれも高価で2週間あるいは4週間にわたる服薬が必要で、薬代は400~500万円を超える。人間の場合には保険適用と国の補助があるので数万円の治療費で済む。しかし、実験でC型ウイルス肝炎に強制的に罹患させられたチンパンジーはキャリアーのままで放っておかれていた。

チンパンジー治療成功~実験でC型肝炎ウイルスに感染

 標記のタイトルの朝日新聞朝刊記事(2023年7月21日)を読んだ。画期的な記事なので、チンパンジーに敬意を表しながら概要を書いておきたい。

 <京都大学野生生物研究センター(熊本サンクチュアリ)が、C型肝炎ウイルス感染実験を受けたチンパンジーのうち1頭の治療に成功した。ヒトの 病期治療の研究のために使われ、その結果として病気を抱えるチンパンジーを救おうという取り組みで、今後、ほかの個体の治療も進める予定だ。>

 治療に成功したのは、オスのショウボーという名前のチンパンジー(推定41歳)とのことである。ヒトの病気治療に約立てるために、C型肝炎ウイルスの感染実験を受け、その後も体内にウイルスが残り続ける「持続感染」の状態だった。
 サンクチュアリでは、持続感染していた8頭のチンパンジーの治療を検討。高価な治療薬を買うために昨年9月から寄付を募ったところ、目標としていた1頭分の400万円を超え、6頭分にあたる2400万円が集まった。(昨年の9月、寄付募集の記事を読んで登録したが寄付をしなかった駄目な私。)
 今年1月から、ショウボーに8週間、毎日、薬を飲ませたところ、ウイルスは検出されなくなった。肝機能の数値も正常位置に近づいているという。

<コメント>
 すごい記事だね。ショウボーには長生きしてもらいたい。上記は杉浦奈美さんの署名記事から引いた。

 気になる本『認知症世界の歩き方』(筧裕介、ライツ社。