季節が確実にめぐっている。
「苦瓜の 蔓取り去りて 山粧おう」
10月の声を聞いてから急激に夜になると冷えるようになってきた。たぶん例年よりも1週間遅れでゴーヤ(苦瓜)の蔓を撤去し棚を外して綺麗にした。翠のカーテンがなくなって部屋が明るくなった。記憶と記録のためにゴーヤの終わりのことを書いた。
さて、昨日、読んだ『プーチンの野望』(佐藤優、2022年6月のことを書いておきたい。この本は、2005年~2022年にかけて、佐藤さんいろいろな媒体(雑誌、マガジン)に書いてきたものを章立(見出し)にして「潮新書」の一冊にしたものである。章立てはこうだ。
第1章 仮面のプーチン
第2章 プーチン 独裁者への系譜
第3章 20年独裁政権構想とユーラシア主義
ここまでは、一介の中堅官僚だった30年前のプ―チンが、イエリツェンの後継者となり、やがてトップにまで上りつめた経緯と戦略が書いてある。
第4章 北方領土問題
1999年に小渕恵三総理(当時)とプーチン首相の日露首脳会談が行われた。このとき、プーチンは首相だったのだ。小渕総理は、北方領土解決への執念をもっていたのいだが、sのあとの、4月2日に脳梗塞で倒れてしまった。
第5章 クリミア併合
ウクライナの問題は実は簡単ではないのだ。このカスピ海近辺は、城田さんの「ハザール」の時代から戦争(紛争)が延々と続いてきたところなのだ。
第6章 ウクライナ侵攻
終章 平和への道程
最期の2章はまだ読んでいないので、感想は後日書く。