TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「第2講 一神教の三つの宗教」(『イスラムの世界(池上彰の講義の時間)、集英社新書)を読み始めた

  つい最近『口訳古事記』(町田康)を読み終えた。めっちゃ面白かった。日本を作った神さまの話だった。

 <世界はどのよういにしてつくられたのか。そもそも世界は真っ暗闇だった。何も存在しなかった。そのとき神様が、「光あれ」、まず光が存在すべきだと命じた。神様がまず光をつくり、それからこの世界をつくった。山もつくり、谷もつくり、川もつくり、そして最後に人間を作り出した。これに六日かかったので、神様もさすがに疲れたのでしょう。七日目にはやすみました。ここから、一週間で最後の一日は休みとということが出てきました。これが日曜日は休みということの起源です。>

 本当かいなこの話。日本の古事記の神様もおしっこをすると、そのしぶきから別の神様ができたりしたんだった。神さまは人ではないのでなん「柱」という数え方をしていたんだったな・・。

 キリスト教徒の『聖書』は二つある
 キリスト教徒にとって、聖書は二つあります。『旧約聖書』と『新約聖書』です。・・・・・「約」というのは約束の約。旧約聖書というのは古い約束、新約聖書というのは新しい約束という意味なんです。

 へえ、そうなのか。知らなかった。「新訳聖書」「旧訳聖書」だとばかり思っていた。「翻訳」ではないんだな。

 <「古い約束」は、『旧約聖書』の中に出てくるモーゼが、人間の代表として、「神さまを信じる」という約束を結んだ、というのがキリスト教徒の側からの見解です。
 これに対して、「新しい約束」は、人々が、神様から遣わされたイエス・」キリストを通じて神さまを信じると約束したことです。>

 ここまで読んで、目から鱗の感じだね。私はキリスト教についても、聖書についても「無知の涙」で何も知らなかったんだと知った。

 ユダヤ人とは何者か■
 ユダヤ人というのは、ユダヤ人の母親から生まれた者と、ユダヤ教を信じている人ことです。>

 いまから2010年ほど前に、今のイスラエルという国のあたりでイエスと言う人が生まれ、やがて成長すると、ユダヤ教の改革運動を始めたんだって・・・。

 ああ、おもしろすぎる。この章を読んだだけで、ユダヤ教キリスト教の繋がりと流れがわかった。
 つい最近まで、城田俊さんの『ハザール』を素読していたのだが、ハザールという民族国家の人たちは「ユダヤ教」を信じていたんだから「ユダヤ人」であったわけだ。いまのイスラエルのひとは「ユダヤ教徒」だとすればユダヤ人だろう。ウクライナという国にも「ユダヤ人」はいるんだろうか。ロシアにも「ユダヤ人」はいるんだろうか?「ユダヤ人」は優秀で、アメリカでノーベル賞をもらった科学者にもたくさんの「ユダヤ人」がいると聞いたことがあるがま、本当だろうか?いまでも「ユダヤ教」を信じているんだろうか?
 面白い本をかりてきたものだ。今日はここまで。
 最後に今日の気になる本を書いておく。
(1)『身体を壊す健康法』(柳沢綾子、Gakken,1650円)
 これって、やはり健康ハウツー本かな? 「疑うべき例として、多く歩くとよい、風にはビタミンC、ひじきは鉄分豊富、等々」なんだって。