令和五年4回目くらいのグリーンヒルに泊りに行く。今回はアクシデント(ここでは書かない)があり孫のRちゃんを加えてM子とY子と四人でグリンーんヒルに泊りに来た。クリスマスイブの12月24日である。クリスチャンではないが世の中がクリスマスで華やいでくると一人で何時も過ごしていた十台の末のことを思い出す。
<山からは五キロ離れた我が家でも柿の木二本あれば恐ろし(五所川原市 戸沢大二郎)>⇒高野公彦撰:
この歌はなに? 戸沢さんは、東北の五所川原の常連歌人だ。よく入選している。「柿の木がニ本」あれば、なんで「恐ろし」なんだろうか?
<冬眠中に建設工事の始まった亀の気持ちのMRI(奈良市 山添聖子)>⇒永田和宏撰:
山添さん、初めてMRI検査をくけたんだろうか?
<MTIの中でも歌を詠むことができると知った晩秋(奈良市 山添聖子)>山添さん、まだ小学生のこどものいる歌人なんだが、初めてMRI検査をうけたんだね。根っからの歌人だ。
<スマホから作る料理が面白い生きる八十路に彩副える(鴻巣市 今井君江枝)>⇒馬場あき子:
スマホでグルナビか何かのレシピを見て料理を作ったのかな?
<屋根を打つ霰の音よ夕暮れの道は見る間に白くなりたり(秋田市 佐々木義幸)>⇒佐佐木幸綱撰:
次に俳壇を読む。
<世渡りの拙き身にも除夜の鐘(さくら市 青木一夫)>⇒小林貴子撰:
啄木は歌った。
<世渡りの拙きこともを密かにも誇りとしたる我にやはあらむ>
青木さんの俳句はむしろスッキリとしているんだね。
最後に、今日の気になる本を書いておく。
(1)『コロナと認知症』(長尾和宏、1650円、ブックマン社)
「コロナ以降、いろいろな認知症が増えている。新薬に期待せず、生活習慣で楽しく改善する方法を解説!」という本らしい。長尾さんは、いいほんを書いているんだが、どういう医師なんだろうか?
『政治とワクチン』という本も同時に刊行とある。
(2)『神学でこんなにわかる「村上春樹」』(佐藤優、2475円、新潮社)
「悪、神の呼びかけ、愛のリアリティ、・・・・。『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』をキリスト教神学で読み解き、世界的共感の源を明らかに。発見と驚きに満ちた画期的な作家論。」
欧米人は、「ハルキ」をこうⅣエイル!んだって。
実は、私は、村上春樹の本がもう一つ分からないのだ。読み始めると最後まで読んでしまうのが、「だからなんなの?」という読後感で終わってしまう。
(3)『どうせ死ぬんだから』(和田春樹、 SBクリエイティブ、1430円)
「好きなことだけやって今を幸せに生きる。人生終盤くらい迷惑をかけてもいいじゃないか」なんだって。ベストセラ<『80歳の壁』の著者が初めて記す”死生観”なんだって。「すきなことだけやって寿命を使い切る」ってかいてある。この本は、和田さんのような才能に恵まれたひとに許される生き方ではないかな?
① 財産を残すために人生を我慢しない。
➁ 一番怖いのは、「認知症」」より」「うつ病」
③ 「孤独死=可哀そう」はメディアの刷り込み。
④ 在宅介護より施設死をすすめる理由。
⑤ 終活より残りのじんせいを充実させよう。