『「私」という男の生涯』（石原慎太郎、幻冬舎）が待望の文庫化だって。この本はもしかしたら読んだのかもしれない。「自分と妻」の死後の出版を条件に執念で綴られた赤裸々の自伝。幻冬舎というより幻冬舎の社長さんが石原さんの盟友だったんだな。幻冬舎は、朝日新聞と読売新聞の両方に広告を載せている。同時に、『宿命（リベンジ）』（693円）の広告も出している。「著者最後の鮮烈なハードボイルド」なんだって。
元旦から朝日新聞と読売新聞の両紙を読んでいるので比較する。『人は死なない』（矢作直樹、パジリコ）の本が朝日と読売の両方に載っていた。「アマゾン第一位」：という触れ込みである。この本、図書館にリクエストしてみよう。
＜コメント＞
先日、正月早々に目白御殿といわれた元田中角栄元首相の自宅が火事で燃えてしまった。この館には全国からの陳情者たちが押し寄せていたと聞いた。「兵たちの夢のあと」のような気がする。田中角栄さん、石原慎太郎さん、大江健三郎さんと、伊集院静さん、三木卓さん等々が去っていった。「昭和は遠くなりにけり」である。元旦に起きた能登地震による死者は206人、関連死8人、安否不明は52人に上るという。令和6年の波乱の幕開けに沈思黙考している。酒はなるべく飲まないようにしている。
本日は朝から植木鉢の植え替え、生ごみの畑への敷き込み、大根採取等を行った。午前9時過ぎから12時40分頃までかかってしまった。1月12日にしては暖かい日であった。
