TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 借りてきた二冊の本『ああ面白かったと言って死にたい(佐藤愛子)と『60歳からはやりたい放題(和田秀樹)』

 昨日、男の料理教室の帰りは平尾から稲城市若葉台行きのバスで帰宅の途に就いた。ついでに稲城図書館に寄ってきた。返却棚で二冊の本が目に飛び込んできて借りてきた。

 (1)『ああ面白かったと言って死にたい(佐藤愛子、2012年)
 (2)『60歳からはやりたい放題(和田秀樹、2022年)』

 もしかしたら、両方ともすでに読んでいるかもしれない。それなのに借りてしまうのは、私はこういう本が好きなのである。「老い方に戸惑いがあるのだろう」と思う。老いの先輩の言葉が役に立ち力をいただくことが多いのである。早速に、本日、垣間見て飛ばし読みした。
 (1)の刊行から12年経った2024年現在、佐藤愛子さんは100歳で健在である。今年の11月には101歳になる。まだ(失礼)お元気なのだ。佐藤紅緑さんの娘のこの人は二度目の夫との生活をモデルにして「戦いすんで日が暮れて」で直木賞作家となってずっと書いてきた人だ。母親は三笠何とかという女優だし兄は詩人だろう。「親ガチャ」には恵まれた才女、女傑といえるだろう。
 <人間すべて老いれば孤独寂寥(せきりょう)に耐えねばなならにのである。それをしっかりと耐えることが人生の総仕上げなのだ。『女の怒り方』(エッセイ)>
 「人生の総仕上げ」というタイトルで上掲の文章が載っていた。実は、この本は、「佐藤愛子箴言集」というサブタイトルがあって、編集者が佐藤愛子さんのいろいろな本(エッセイ、小説)から」引き抜いてきて編集して1冊にまとめたものだ。まあ、手抜き本だと思う。それでも読んで面白ければ原稿料も入るんだろうな。この本よりも、『90歳なにがめでたい』とか100歳近くにも本を出していると思う。探して読んでみたい。

 (2)の本は既に一度読んだ気がする。和田さんは常識的な人で真っ当なことを書いている。私よりわかいが高齢者医療の専門家だ。

 <健康でい続けたいと思うのであれば、脳と体も休みなく使い続けることが大切だと、ぜひ心して欲しいと思います。>
 繰り返し繰り返し和田さんは同じことを強調している。また、「お金はどんどん使ったほうが幸せになれる」んだと言っている。このてんが私にはできないことだ。根っからの貧乏症でやすいもので満足してしまう。だめだね。なんとかいう若い哲学者も「浪費が美徳」と言っていた。キーワードは浪費のすすめだろうか。若くして亡くなった哲学者の池田晶子さんも「ただ生きるのではなくよく生きることを」進めていた。

続く