TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 久しぶりに朝日歌壇と朝日俳壇を読む ~ 「能登寒し龍(りゅう)のたうちし爪のあと」

 昨夜は孫娘のRチャンが久しぶりに泊りに来た。たいへんな時代になったと痛感する。生成AIとかが人間の中に入ってきた。スマホという情報の機器が大人だけでなく小学年生(12歳)の少女の日常を支配している。祖父母宅にあそびに来ても余り話すこともなくスマホを見詰めている。そんな状況を打開すべく残りご飯を稲荷ずしに詰めてお弁当として爺婆と孫娘の三人で近隣(町田市真光寺方向)を歩いてきた。麻生区黒川地区の田園地帯をを抜けていった。途中うっすらと先日の残雪がある田圃に数百羽とおぼしきカラスたちが群がって何やら啄んでいて、まるでで集会を開いているようであった。真光寺公園を川崎市黒川分校方向上っていくと河津桜が植えてある蜜柑畑に至る。途中、白い梅の花が三分咲きであった。河桜も心持ち膨らんできている。先日の雪の重みで落下しているのは蜜柑ではなくて湘南ゴールドという新種の柑橘であった。

 帰宅して久しぶりに朝日新聞で朝日歌壇を読んだ。先週は朝日新聞を休んだので2月4日(日)の朝日歌壇を読んでいない。朝朝日新聞のほうが活字が少し細めで目に優しい。

<焼酎を呑む日々なれど燗酒を今宵は飲まん「舟歌」思い(観音寺市 篠原俊則)>⇒馬場あき子撰:
 篠原さん、血糖が高いのかな、普段は焼酎をのんでいるのか。素朴な歌が上手いね。

<剣道のできる喜び噛み締めて冷たい床に足踏み入れる(京都府 片山正寛)>⇒佐佐木幸綱撰:
 こういう素朴な歌詠みができると、「合気道の寒稽古」だって歌になるかもと思う。

<姉が買うお守りはなんと縁結びはっと息を飲む母父私(富山市、松田わこ)>⇒高野公彦、馬場あき子:共撰:
 姉「梨子」さんを詠んで、姉梨子さんが妹のわこさんを詠んでいる。
<初もうで妹の願い多いのか大きいのかなかなかうごかない(富山市 松田梨子)>⇒馬場あき子撰;
 姉妹の歌人は今回もそろって入選している。

<男らしく女らしくはもう消えた人間らしくも危ういものだ(紀の川市 橋本哲次)>⇒永田和宏撰:

 最後に朝日俳壇を読んだ。一句が心に飛び込んだ。

能登寒し龍(りゅう)のたうちし爪のあと(北九州市 安倍大眞)>⇒高山れおな撰:これは凄い句で、辛い句である。