TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

「第3章 心を磨き高める」(『生き方―人間として一番大切なこと(稲盛和夫)』を読み継いでいる ~心磨いてきたではないか!

 2024年2月25日(日)。本日は51年目の結婚記念日である。1973年2月25日(日)。26歳の私は24歳のY子さんと結婚して生きてきた。今日は記念すべき日である。私は朝からその記念すべき日を知っていたが語らなかった。夕食は豆乳鍋に肉ツミレ、海鮮物をいれて食べた。美味しかった。赤ワインを一緒に飲もうとしたら、飲みたくないというので私一人で飲んだ。

 本日は「第3章 心を磨き高める」(『生き方―人間として一番大切なこと(稲盛和夫)』を読み継いだ。

 <欲望、愚痴、怒りの三毒は、百八つあるといわれる煩悩のうちでも、ことに人間を苦しめる元凶であり、また逃れようとしても逃れられない、人間の心にからみついて離れない「毒素」であるといえましょう。>

  私は「愚痴」は一切言わない。諦念でもあるが愚痴を言うような生き方はしてこなかった。日々が精進で生きてきた。ただ、同伴者に「愚痴」を言わせるようならば、とるに足らぬ寂しい人間であるとしたら如何か・・。

 <日々の労働によって心は磨かれる
 ・・・・・・私たちが自分の人間性を向上させたいと思ったとき、そこにむずかしい修行などは必要ありません。ただ、ふだんの暮しの中で自分に与えられた役割、あるいは自分が行うべき営為をーーそれが会社の業務であろうと、家事であろうと、勉学であろうとーー粛々と、倦まず弛まず継続していくこと。それが、そのまま人格錬磨のための修行となるのです。
 すなわち、日々の労働の中にこそ、心を磨き、高め、少しでも悟りに近づく道が存在しているということです。・・・・>

 この文章を読んでいたら私は24歳から64歳の40年間、心の錬磨をして来たのではないかと思った。24歳で就職し26歳で結婚して27歳でロシアに旅をしてた。ロシアはロシア文学すなわち人間を考える原点だとおもつた。ロシアの旅を経て漸く28歳から生きるとは働くことと分かった。今、ここの仕事に全力を尽くすと決めた時から、人生が動き出してきた。「与えられた仕事」に全力を尽くさずして他に何があるのか、とその時点で気がついた。29歳から5年間ロシア語をミール・ロシア語スクールで学びながら只管仕事に勤しんだ。誰かがみていた。その頃から私という人間が磨きだされてきたのだった。34歳で医学界新聞の記者になったとき、私は何と謙虚でひたむきであったのだろう。一日1ミリでも前に進めば進歩である。一日1ミリでも1年経てば36.5センチ、10年たてば3.65メートルとなる。既に私は稲盛さんと同じことをやっていたのだ。たしかに規模はちがうがまままま、私のやってきたことは稲盛さんと同じである。

 さて、今日は恒例の朝日歌壇、朝日俳壇のを読む日である。

 <旧友のウォルターが遂に出所せり四十五年の服役のあと(アメリカ 郷隼人)>⇒高野公彦撰:

 <古参囚のWALY(ウォリー)が今朝仮釈放された四十五年の懲役を経て(アメリカ 郷隼人)>⇒永田和宏

 アメリカの監獄で囚役している郷隼人さんは獄中歌人で年に何回も入選している。暫く投稿がないと撰者も読者も心配するくらいの人である。だが、今回の入選歌は何だろう。つまらない歌ではなか?撰者に先入観があるから選ぶのだが、感動もなにもないと思う。事実を言っているだけだ。

 <引き出しの奥の毛糸のくつ下に編みこまれたる祖母の時間よ(奈良市 山添聖子)>⇒馬場あき子;常連歌人だがm、山添wさんは素晴らしい。

<物買えばお釣りのあること知らぬまま幼子育つデジタル社会(酒田市、朝岡 剛)>⇒佐佐木幸綱、馬場あき子撰:
 こんなつまらぬ歌(私には詠めないが)を、二人の選者がトップに選んでいる不思議。