TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

『超人ナインチンゲール』の著者(栗原康さん)が朝日新聞’(夕刊,2024年6月26日)に出ていた ~興味深い

 私の場合は24歳と4カ月目〈1971年)で職に就いた。それから63歳と1カ月目(1013年1月)まで48年間くらい同じ会社で働いてきた。「よく同じ会社でそんなに長くいられたね?」って驚かれたことがある。数回の転職を経験した人はそう思うらしい。在職中も会社を辞めたが次の働き口が見つからず子どもを抱えて路頭に迷った夢を何回も見た。その恐れから一見して無理な人事異動にも応じてきた。後から考えると無理な異動ではなくてそれが既定のルートのようでもあり私の職場人生を多彩にしてくれたと感じた。

 さて、本日紹介する記事「こころのはなし」にはのっけから「まじめに働いているけど、サボりたくなったら」という大きな見出しが躍っている。朝日新聞の三十代の若い記者が政治学者・作家(栗原康)さんにインタビューして纏めた記事だ。栗原康さんといえば「ケアを開く」シリーズの一つで『超人ナイチンゲール』を書いた人ではないか。この著者をどこでどのようにして編集者の白石さんは発見してきたのだろうか?栗原康さんはアナーキズム研究家で『アナーキズム』『サボる哲学』『大杉栄伝』ほかの著書がある。

<記者(女屋泰之さん)は働き盛りと言われる30代。でも大っぴらには言いにくいけど、疲れがたまって仕事をサボりたくなる日だってある。「はたらかないで、たらふく食べたい」などの著書がある政治学者で作家の栗原康さん(45歳)に相談してみた。サボりたくなったどうしたらいいですか?>

 「サボりたくなったこと」が私には在職中に一度もなかった。疲れたら休暇をとって自主的に休んでいた。管理職をやっていたときに無断欠勤を繰り返す課員がいて大いに困った。彼の場合は鬱病になっていたんだと思う。

 栗原さんは、<無自覚な「レール」外れてもいい」と応じている。

 <そもそも現代では、働かないと喰いっぱぐれ死ぬという恐怖感を、小さい頃から刷り込まれて育ちます。でも人はそう簡単には死なない。私は定職についていないですし、世間的には食いっぱぐれていますが、たいがいなんとかなっていますよ。大学院を出た後、37歳まで実家で親と暮していたし、今も非常勤の勤め先はありますが、いわゆる定職についたことはありません。>

 よく言うよね、って感じる。大学院まで親に出してもらい379歳まで親の家で食べさせてもらっているというのは、「親ガチャ」がいいからではないか。まさか東大を出ているのではないだろうな?経歴をみたら早稲田大学大学院博士課程後期課程満期退学、だって。立派な経歴だ。
 「アナーキズムって何?」 私はクロポトキンとか言う人の名前を知っているくらいだ。

<(アナーキズムは)あらゆる支配はいらないという思想です。>

 正直なところ、この記事はわからない。まずは栗原康さんの本を読んでみたい。記憶と記録のために書いておいた。