TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

 素面で生きて27時間 ~「大根の酢の物」に挑戦したぞ、そして1冊の本を見つけた

 本日は朝から家事労働に勤しんだ。昨日はトイレ、台所掃除をした。今日は「大根があるでしょ、酢の物を作ってよ」という同伴者Yに推されて大根の酢の物に挑戦した。自由学園出版の和食の本を参考にした。大根500g、人参は5分の一にした。塩は1パーセントだ。大根も人参も細切りにした。大根と人参は別に塩もみをした。酢を大さじ5杯くらいに、砂糖と醤油を大さじ1杯を器に入れて電子レンジでチンしてから冷ましておいた。細切りの大根人参を別々に塩もみしてざるに入れて水抜きをやっている間に、大根の葉を刻んでおいた。その後で、大根人参を広口瓶に入れてお酢醤油を入れて和えて絡めて出来上がりである。もう一品の大根の葉に人参を細切りしたもの少々を加えて、いつもの油揚げがないので豚肉を少し脂物として加えて炒めた。味付けは酒、みりんと醤油を入れた。最後に鷹の爪をハサミで切りながら入れた。だしの素をパラつかせて出来上がりである。爺の料理はいつもおおざっぱである。ただ、包丁で野菜を刻む際には「美味しくなれ」と呪文をかけている。

 さて、最後に恒例の気になる本を見つけた。

(1)『超人ナイチンゲール』(栗原康、2,200円、医学書院)
 医学界新聞・第3545号(2023年12月11日付)で、著者の栗原康さんと宮本眞巳さん(東京医科歯科大学名誉教授)が、「”超人”ナイチンゲールの超えっぷり」というユニークなタイトルで対談を行っていた。この本も、白石さんが編集した「ケアをひらくシリーズ」に入っっている。読んだみたい。どのような経緯で執筆に至ったのかが興味深い。栗原さんは、1979年生まれで、早稲田大学大学院・政治学研究科博士課程を満期退学と言う経歴だという。専門はアナーキズム研究だとう。その人がどうしてナイチンゲールを描くのか?
 <ランプを片手に患者に慈愛のまなざしを向ける白衣の天使。あるいは冷徹な合理主義者ーー。一般的なナイチンゲール像はおおよそこのようなイメージだろう。
 しかし、この度上梓された「超人ナイチンゲール」は、そんな既存のナイチンゲール像をぶち壊す。本書では、史実を丁寧に押さえながらも「神秘主義者としてのナイチンゲール」という今までとは異なる切り口でナイチンゲールをパワフルに描き出している。>

 対談のリードの文章を引いた。この本の著者の栗原氏と、看護師の宮本眞巳さんとの対談だ。宮本さんは男性看護師の草分けのお一人なんだろう。宮本さんは、子ども向けのナイチンゲールの伝記を執筆している(『ナイチンゲールの越境7-伝記』、看護協会出版会)。ナイチンゲールに関しての私の知識は、クリミア戦争で活躍し看護婦の鏡のような人としてのものしかない。この本は是非とも読んでみたい。それにしても、アナーキズム研究の栗平さんが何故ナイチンゲールに至ったのだろう?栗平さんの著書を記録しておきたい。
 (1)『大杉栄伝 永遠のアナーキズム』(角川ソフィア文庫
 (2)『村に火をつけ、白痴になれ、 伊藤野枝伝』(岩波現代文庫
 (3)『死してなお踊れ 一遍上人伝』(河出文庫
 (4)『一丸となって バラバラに生きろ』(岩波新書
 (5)『サボる哲学 労働の未来から逃散せよ』(NHK出版新書)

  栗平さんは、1979年生まれだから、まだ40歳代。これだけの刺激的なタイトルの本を書いている。驚きだ。「大杉栄伝」と「伊藤野枝伝」を読んでみたい。

(2)『わたしが誰か分からない ヤングケアラーを探す旅』(中村佑子、医学書院、2200円)
 この本の目次がすごいね。このようだ。「薄氷のような連帯/ いちばん憎くて、いちばん愛している人/ わたしが誰かわからない/ 私はなぜ書けないか/ 抱えきれない言葉の花束/ 固まることを禁じられた身体ーケア的主体とは何か/ 自己消滅と自己保存ー水滴のように/ 犠牲と献身と生まれ変わりー自由へ」
 まるで、目次の言葉が、一つの詩のようだ。