TomyDaddyのブログ

毎日の健康管理の記録、新聞、雑誌、書籍等の読書について感想を書いていく。

合気道の水曜稽古のあとで「戦争と平和」を読む ~ピエールもアンドレイもトルストイの分身とのことだ~「素面で生きる今の己を愛せ」

 合気道の水曜稽古に参加した。参加者はTS師範以下7名であった。胸取りからの各種の技の稽古をした。稽古のあとで、つづらおでの飲み会に参加した。ノンアルビール2本で2000円の会費だった。のまずに、I,Sさんんと時間半を過ごした。焼酎二合くらいのんで皆が饒舌になって昔のことを語っていた。みんな懸命に生きて来ていま「閑」の中に生きているのだ。それを見ているのも興味深い。かつての私もつい最近までは「饒舌に語る」ほうだった。だがいまは今を静かに生きている。「素面でいきる」も割合とよいと感じる。「飲みたい気持ち」が湧いてこない。「いま堀の中にいるのでお酒を飲めない」という状況を仮定しているのだが。その必要もいまのとこない。「この短い寂しい人生を素面で生きてみよう」という思いがさらに強くなった。

 帰宅してから夜に『戦争と平和』を読みついだ。第一巻19~21まで読んだ。場面はワシーリイ侯爵の死にたる場面である。アンナ・ミハイロヴナとピエールが死の床に駆けつける場面を描いている。それにしてもこの小説の舞台が1807年頃(日本では江戸時代)といの信じられないくらいに現代風に感じるのはなぜだ。出てくる人はみな帝政ロシアの貴族でフランス語とロシア語の両方を使い、美味しものを食べて飲んでいるのでそう感じるのかもしれない。少しずつこの小説の舞台に入りこめてきた。ピエールは作者トルストイの分身のひとりということだ。