日曜日は休日では働くことはならず神のことを思い神に捧げる日のことであると知った。これはイスラム教でもキリスト教でもユダヤ教でもそうらしい。いままで知らなかった。
本日は麻生中学の武道場で合気道の日曜稽古をした。片手取りの各種の技の稽古をした。「下実上虚」を心中で唱えて稽古をした。それと姿勢を前傾しないように注意をした。帰宅して朝日歌壇と朝日俳壇を読んだ。ガザ地区を詠った歌が選ばれているが,この歌にはどうしたって無理があるように思う、詠う方にも選ぶ方にも・・・。
<風呂なんて入れる訳がないだろな飲む水さえもままならぬガザ(御所川原市 戸沢大二郎)>
<220万人が住むガザ地区にトラック20台の物資が届く(寝屋川市 今西富幸)>⇒永田和宏撰: 上の二つの歌は永田さんが選んでいる。これって何の感動を呼ぶのか?読者にも詠みてにも・・・。
<美しき民謡の国ロシアの地いただきになぜプーチンがいる(東京都 西垣郁子)>⇒高野公彦撰: ロシアはロシア民謡のような世界ではないんだ、もともとが。でもロシア民謡は私も好きで、人間の原点はそういうものだ。
<布団干しした夜の子らは犬のごとくに太陽の匂いクンクンと嗅ぎぬ(さいたま市 秋間由美子)>⇒馬場あき子撰:
<コスモスの畑に向かう十台の車椅子にはそれぞれの秋(熊谷市 松葉哲也)>⇒佐佐木幸綱撰: こういう庶民のさげない情景を詠うのがガザ地区やロシアを詠うのより好きだ。
次に、朝日俳壇を少し読む。
<虫の闇人間の闇なお暗し(筑紫野市 二宮正博)>
これってどんな情景だろう。なにか恐ろしい気がする。
<凩や瓦礫の下にぬいぐるみ(高槻市 若林眞一郎)>⇒長谷川櫂撰:
長谷川さんの選んだ二句を引いた。「戦火のガザ。子どものいた痕跡」とのコメントあり。これは恐ろしい俳句なんだと思う。
<凩や瓦礫の下にぬいぐるみ(高槻市 若林眞一郎)>